お笑いコンビ「ゆにばーす」のはらといえば、すっぴんとメイク後の印象が大きく変わる「詐欺メイク」で知られる存在だ。Instagramに投稿する別人級の自撮り写真をきっかけに美容メディアからも注目され、2018年には世界文化社から初のメイク本『ゆにばーす はらの #詐欺メイク』を発売。自分の顔を分析し、コンプレックスを魅力に変える独自のテクニックを公開してきた。
2026年11月現在、過去の本人インタビュー、Instagramの発信、YouTubeチャンネル「はららぼ」の公開動画、VOCEのメイク企画などをたどると、その変身術には明確な特徴がある。とりわけ注目したいのが、目尻の下に引くピンクの切開ライン、二重幅を演出するアイメイク、陰影を利用した立体感づくり、そしてメイクを引き立てる自撮り技術だ。
この記事では、ゆにばーす・はらのメイク方法やメイク前後の違い、実際に動画で紹介された使用コスメ、詐欺メイク本の内容まで詳しく整理する。
【人物とメイクの正体】ゆにばーす・はらはなぜ別人級に変身できるのか

ゆにばーす・はらは、お笑いコンビ「ゆにばーす」のボケ担当として活動する芸人だ。相方は川瀬名人。2017年のM-1グランプリでは決勝に進出し、漫才師としての実績を持つ一方、SNSでは美容やセルフメイクの分野でも独自の存在感を示してきた。
はらのメイクが注目された理由は、単に化粧が上手だからではない。自分の顔の特徴を細かく分析し、どこを強調すれば理想の印象に近づけるのかを研究してきた点にある。
メイクを始めたきっかけは高校時代のギャルへの憧れ2018年8月8日に掲載されたオリコンニュースのインタビューでは、はら本人がメイクを始めた経緯を語っている。
高校時代にギャルへの憧れを持ち、黒ギャルを目指していた時期があったという。眉毛を剃るなど、当時のスタイルに合わせたメイクを研究。高校3年生の卒業アルバムでは、化粧をした状態で撮影できるようになっていた。
その後、成人した頃から、写真でどれだけ印象を変えられるかという研究に力を入れるようになる。画像加工アプリが一般的になる前から、光の当たり方や肌の見え方、自撮りの角度を試行錯誤していた点が興味深い。
本人が語ったコンプレックスがメイクの出発点同インタビューで、はらは自身の顔について、顎の左右差、上唇の薄さ、小さな口、細めの目などを気になる部分として挙げている。
こうした特徴を隠すだけではなく、メイクによって見せ方を変えることが、はら流の基本的な発想だ。
海外のメイク動画や雑誌を参考にしながら、平面的に見える顔に陰影を加える方法を研究。高価な化粧品を大量に使うのではなく、手持ちのアイテムを工夫して活用してきた。
本人がインタビューで語った「努力の賜物」という考え方は、詐欺メイクの本質をよく表している。生まれ持った顔立ちを否定するのではなく、メイクによって自分の見せ方を選択する技術なのだ。
【メイク方法を解説】ピンクの切開ラインが目元を大きく見せる仕組み
ゆにばーす・はらのメイクで特に検索されるのが、目尻の下に引くピンクの切開ラインだ。
YouTubeチャンネル「はららぼ」で2022年7月1日に公開された動画「【詐欺メイク】ゆにばーす はら 詐欺メイク仕上がるまで」では、目尻下のピンクの切開ラインを目の拡張ポイントとして紹介している。
1. ピンクの切開ラインで目の横幅を演出する切開ラインという名称から、実際の美容整形を連想する人もいるかもしれない。しかし、ここでいう切開ラインは、アイライナーで目元の形を描き足すメイク技術だ。
目尻の下側にピンク系のラインを加えることで、目元の輪郭に視覚的な広がりを持たせる。黒いアイライナーだけで目を囲む場合と比べ、色のコントラストを調整しながら、柔らかさと華やかさを両立できるのが特徴だ。
はらの2022年公開動画では、使用道具としてK-パレットのローズピンクのアイライナーも掲載されている。
2. 二重ラインとアイシャドウで目元に奥行きをつくる目を大きく見せるには、目の輪郭だけでなく、まぶたの陰影も重要になる。
VOCEが2018年10月25日に公開した「デート編」のメイク解説では、リンメルのアイシャドウを使い、アイホール全体、ゴールドのアクセント、ピンクの色味、目のキワの締め色という順番でグラデーションをつくる方法が紹介された。
加えて、黒目の上をほかの部分より少し太めに仕上げることで、目を開けたときに陰影が生まれ、黒目が大きく見えるように工夫している。
二重をつくる工程では、ケイトのライトブラウンのアイライナーで二重の幅を下書きし、そのラインに沿って二重まぶた用の接着剤を使う方法も紹介された。
3. 下まぶたの三角ゾーンを強調する目尻側の下まぶたには、濃い色のアイシャドウを入れて立体感を加える。
VOCEの解説では、下まぶたの目尻側3分の1に締め色を入れ、余分な粉を中央方向になじませる手順が掲載されている。
目尻のライン、下まぶたの陰影、つけまつげを組み合わせることで、目の縦幅と横幅の両方を強調する設計になっている。
4. 眉とリップも目元に合わせて調整する目元だけを強調すると、顔全体のバランスが崩れる場合がある。はらのメイクでは眉や唇も含めた全体の印象づくりが欠かせない。
VOCEのデート編では、眉を少し下がり気味に整え、ピンク系のチークを黒目の下から円を描くように入れる方法が紹介された。
リップはコンシーラーで一度色味を調整してから、ヌーディなカラーを重ねる。目元の華やかさを引き立てながら、顔全体に統一感を持たせる仕上げだ。
【使用コスメ一覧】はららぼで公開されたアナ スイなどのメイク道具
ゆにばーす・はらの使用コスメを知りたい人にとって、特に参考になるのが「はららぼ」の2022年7月1日公開動画だ。
動画はナレーションによる細かな解説を省き、メイクが完成するまでの様子を映した内容。説明欄には実際に使用した道具が掲載されている。
2022年公開動画に掲載された使用コスメ以下は、同動画の説明欄に記載された商品名を整理したものだ。
| メイクの用途 | ブランド・商品名 | 特徴・役割 |
|---|---|---|
| 化粧下地 | アナ スイ ザ メイクアップ ベース 01 | ベースメイクの最初に使用 |
| ベースメイク | セザンヌ BBクリーム 02 オークル | 肌の色味とベースを整える |
| アイシャドウ | CATKIN 浮生若夢 9色アイシャドウパレット C10 | 目元の色づくり |
| つけまつげ | コージー ドーリーウインク サロンアイラッシュ No.12 | まつげのボリュームを演出 |
| ラメ | リリミュウ ピックミーアイズグリッター 03 ティーチミー | 目元の輝きをプラス |
| アイブロウ | ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト 01 | 眉や目元の陰影づくり |
| アイライナー | KATE スーパーシャープライナーEX2.0 漆黒ブラック | 目元の輪郭を強調 |
| マスカラ | to/one ロング ラッシュ マスカラ 02 | まつげの仕上げ |
| ピンクアイライナー | K-パレット 1DAY TATTO プロキャスト ザ・アイライナー ローズピンク | ピンク系のラインに使うアイテム |
| リップ | to/one ペダル エッセンス リップ 216 | 唇の仕上げ |
| フェイスパウダー | 江原道 マイファンスィー コントラスト パウダー | 顔の陰影を整える |
| 眉マスカラ | KATE 3Dアイブロウカラー BR-1 | 眉色の調整 |
| アイブロウ | エトヴォス ミネラルデザイニングアイブロウペンシル・アイブロウパウダー レディッシュブラウン | 眉の形と色を整える |
特に目を引くのが、アナ スイの化粧下地とセザンヌのBBクリームを組み合わせている点だ。ブランドの価格帯だけに頼らず、複数のメーカーの商品を組み合わせている。
また、アイメイクにはCATKIN、ルナソル、KATE、リリミュウなど複数のブランドを使用。ローズピンクのアイライナーやラメアイテムまで揃えており、単純に黒いラインを引くだけではない、色彩を利用した目元づくりがうかがえる。
なお、これらは2022年の動画で紹介された使用道具であり、2026年現在の最新愛用品一覧という意味ではない。商品の販売状況や現行品の仕様は、それぞれのメーカーの情報を確認したい。
【メイク前後を比較】別人級の変身を生み出す3つの仕組み
ゆにばーす・はらのメイク前後を比較すると、目元だけでなく顔全体の印象が変わっていることに気づく。
その理由は、複数のテクニックが連動しているからだ。公開されているメイク動画や本人インタビューからは、大きく3つの仕組みが読み取れる。
目元の形を変えて顔の印象をコントロールする最も分かりやすい変化は目元だ。
二重ライン、アイシャドウのグラデーション、目尻のピンクライン、つけまつげを組み合わせることで、目の輪郭や大きさの見え方が変わる。
顔の中でも目元は視線が集まりやすい部分であるため、ここに変化を加えるだけでも全体の印象は大きく変わる。
陰影と色の統一で顔に立体感を与えるはらがオリコンのインタビューで語った研究テーマの一つが、平面的な顔に立体感を与えることだった。
アイシャドウやフェイスパウダー、眉、リップなどを使い分け、顔の各パーツに異なる役割を持たせる。ピンク系の色を目元だけでなくチークや唇にも活用する発想も、はららしい工夫だ。
本人は過去に、ピンクのアイライナーをチークのようにぼかし、リップとしても使用していた経験を明かしている。コスメの数が少ない状況でも、色の使い方を工夫して顔全体を仕上げていた。
自撮りの光と角度で仕上がりを最大化する見落とされがちなのが、メイク後の撮影技術だ。
オリコンのインタビューによると、はらは祖母の家に住んでいた頃、朝日が障子に当たる場所で自撮りをしたところ、光が反射して肌のシワなどが目立ちにくくなることに気づいたという。
つまり、はらの詐欺メイクは化粧品だけで完結するものではない。光の方向や顔の角度まで含めて、写真に写る自分を研究してきた。
そのため、メイク前後の写真を比較するときには、化粧の違いだけでなく、照明や撮影条件も考慮する必要がある。写真の印象が大きく変わることと、実際の顔立ちが別人になることは同じではない。
【Instagram・はららぼ・詐欺メイク本】本人の発信と関係者を整理
はらのメイク術を調べる際には、本人のSNS、YouTube、出版社、女性美容誌という複数の情報源を組み合わせると理解しやすい。
それぞれに役割があり、メイクの完成写真を見たい場合と、実際の使用コスメや工程を確認したい場合では、参考になる媒体が異なる。
公開情報から分かる関係者・媒体のつながり| 人物・媒体 | はらとの関係 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| ゆにばーす・はら | 中心人物 | InstagramやYouTubeでメイク・自撮りを発信 |
| Instagram univershara | 本人のSNS | 詐欺メイク写真や美容関連の発信 |
| はららぼ | 本人のYouTubeチャンネル | 2022年公開の詐欺メイク動画と使用道具一覧 |
| 世界文化社 | メイク本の出版社 | 2018年8月8日に初の詐欺メイク本を刊行 |
| VOCE | 美容メディア | 2018年に別人級メイクの工程や使用アイテムを紹介 |
| 川瀬名人 | ゆにばーすの相方 | 詐欺メイク本に写真へのコメントを掲載 |
| 相席スタート・山﨑ケイ | メイク企画の協力者 | はらによるマイナス10歳の若返りメイクを体験 |
| 桜井日奈子 | 美容企画の対談相手 | 詐欺メイク本のビューティ対談に登場 |
2018年8月8日に発売された『ゆにばーす はらの #詐欺メイク』は、はらにとって初のメイク本だ。
世界文化社の刊行告知によると、内容は単なるメイク手順の紹介にとどまらない。自分の顔の分析、メイクと自撮りの組み合わせ、愛用コスメ、コンプレックスに関するQ&Aなど、はらのメイク研究を幅広く扱っている。
特に注目したいのが、さまざまなイメージに変身する「美人7変化」だ。きれいなお姉さん、モード、女子高生、海外セレブ、和服美人、花嫁、女優など、メイクによって異なる雰囲気をつくる構成になっている。
また、相席スタートの山﨑ケイへの若返りメイクや、桜井日奈子とのビューティ対談も収録。本人の顔を変える技術から、他人の魅力を引き出すメイク企画まで広がっている。
VOCEのメイク企画も参考になる理由VOCEでは2018年7月にベストコスメを使ったメイク企画が公開され、同年10月にはデート編の別人級メイク動画も紹介された。
後者では、チャコットのベースやファンデーション、リンメルのアイシャドウ、ケイトのダブルラインエキスパート、ラブ・ライナーなど、実際の使用アイテムと工程が具体的に掲載されている。
2022年の「はららぼ」動画と2018年のVOCE企画では、メイクのテーマも使用商品も異なる。すべてを一つの固定されたメイクレシピとして捉えるのではなく、時期や仕上げたいイメージによって使い分けていると理解するのが適切だ。
【プロの結論】ゆにばーす・はらの詐欺メイクから学べる実践ポイント
はらのメイク術を美容の視点から整理すると、最も参考になるのは、顔のパーツごとに目的を決めている点だ。
単に目を大きくする、肌を白く見せる、唇をふっくらさせるといった単独のテクニックではなく、目元・眉・肌・唇を組み合わせ、顔全体のバランスを調整している。
初心者が取り入れやすいテクニック- 目元を広げたい人:目尻の下にピンク系のアイライナーを少量使い、目の輪郭に自然な広がりを加える。
- 目に奥行きを出したい人:アイシャドウの締め色を目のキワに入れ、黒目の上をやや強調する。
- 二重を演出したい人:二重ラインを事前に確認し、自分のまぶたに合った二重用化粧品を使う。
- 顔を立体的に見せたい人:眉、アイシャドウ、フェイスパウダーの色と濃淡を調整する。
- 写真写りを改善したい人:正面からの強い光だけでなく、柔らかい自然光や顔の角度を試す。
はら流のメイクは、写真撮影やイベントなどで華やかな印象をつくりたい人、目元を強調したい人、普段と違う雰囲気を楽しみたい人に参考になる。
一方、ナチュラルメイクを好む人や、毎朝短時間で仕上げたい人には、フル工程をそのまま再現する方法は負担になる可能性がある。
特に二重用接着剤やつけまつげ、アイライナーを重ねる工程は、慣れるまで時間がかかる。最初からすべてを取り入れるのではなく、ピンクの切開ラインやアイシャドウの陰影など、一つのポイントから試すのがおすすめだ。
また、目元の皮膚はデリケートなため、化粧品の使用方法を守り、刺激や異常を感じた場合は使用を中止したい。
プロの視点から見ると、はらの詐欺メイクの価値は、特定の商品を使うことよりも、顔の特徴を分析し、色・形・光を組み合わせる発想にある。手持ちのコスメでも応用できる点こそ、長く参考にできる理由だ。
【よくある質問】ゆにばーす・はらのメイクに関するFAQ
Q1:ゆにばーす・はらの詐欺メイクで一番の要点は何ですか?
A1:目元の拡張と立体感づくりが大きなポイントだ。特に目尻下のピンクの切開ライン、二重ライン、アイシャドウの陰影を組み合わせることで、目の印象を大きく変えている。
Q2:ゆにばーす・はらが使っているピンクのアイライナーは何ですか?
A2:2022年7月公開の「はららぼ」の動画説明欄には、K-パレットの1DAY TATTO プロキャスト ザ・アイライナー ローズピンクが掲載されている。同じ動画では目尻下のピンクの切開ラインが目の拡張ポイントとして紹介されている。
Q3:アナ スイのメイク道具も使用していますか?
A3:使用している。2022年の詐欺メイク動画の使用道具一覧には、アナ スイ ザ メイクアップ ベース 01が掲載されている。
Q4:ゆにばーす・はらの詐欺メイク本はいつ発売されましたか?
A4:世界文化社から2018年8月8日に発売された。顔の分析、メイクの手順、自撮りテクニック、愛用コスメ、美人7変化などを収録している。
Q5:はらのメイク方法はYouTubeで見られますか?
A5:YouTubeチャンネル「はららぼ」で公開動画を視聴できる。2022年7月1日公開の「【詐欺メイク】ゆにばーす はら 詐欺メイク仕上がるまで」では、実際にメイクが完成するまでの様子と使用道具が紹介されている。
Q6:VOCEで紹介されたメイクと、はららぼのメイクは同じですか?
A6:同じではない。VOCEでは2018年にデート編などのテーマ別メイクが紹介され、はららぼの2022年動画では別の使用道具一覧が公開されている。仕上げたいイメージや撮影時期によって内容が異なる。
ゆにばーす・はらの詐欺メイクは、単純に化粧前後の顔を変えるテクニックではない。本人が自分の顔の特徴と向き合い、目元の形、色の組み合わせ、陰影、撮影時の光まで研究してきた結果だ。
特に目尻下のピンクの切開ラインは、はらのメイクを象徴するテクニックの一つ。アナ スイやセザンヌ、K-パレット、to/oneなどの使用コスメも公開されており、具体的な商品からメイクの仕組みを学べる点も魅力だ。
2018年の世界文化社の詐欺メイク本、VOCEの美容企画、そしてYouTube「はららぼ」の動画を見比べると、はらが一つのメイク方法に固執せず、さまざまな顔の見せ方を追求してきたことが分かる。
2026年に改めて注目したいのは、メイクの完成写真そのものよりも、その裏にある観察力と工夫だ。高価な化粧品を揃えることだけが正解ではない。自分の顔の特徴を理解し、必要な部分に適切な技術を取り入れること。それが、ゆにばーす・はらの詐欺メイクから学べる最大のポイントである。
主な根拠資料: オリコンニュースの本人インタビュー、世界文化社の刊行発表、VOCEのメイク工程解説、YouTube「はららぼ」の2022年公開動画、美的の刊行記念イベント取材。