日清食品「どん兵衛」のCMに登場する、きつね耳が印象的な女の子。その正体は、人気キャラクターの「どんぎつね」です。長年このキャラクターを演じてきたのは俳優の吉岡里帆さん。2026年には約4年ぶりにCMへ復帰し、「帰ってきたどんぎつね 篇」で再び話題を集めました。
さらに2026年9月には、新CM「おだしが変わった 篇」が登場。新キャラクターの「きつねあにき」も注目を浴びています。かつて星野源さんとの掛け合いで人気を博したどんぎつねは、なぜ復活したのでしょうか。歴代CMの出演者、キャラクターの誕生から現在までの変遷、復帰の背景、最新CMの見どころを整理します。
【正体を解説】どん兵衛のきつねの女の子は吉岡里帆が演じる「どんぎつね」

どん兵衛のCMに登場するきつね耳の女の子は、日清食品が展開する公式キャラクター「どんぎつね」です。
実写CMで代表的などんぎつねを演じているのは、俳優の吉岡里帆さん。きつねの耳と尻尾を身につけ、どん兵衛を食べる人物の前に現れる不思議な存在として描かれています。
どんぎつねはどんなキャラクター?どんぎつねは、単なるきつねのマスコットではありません。CMの世界では、どん兵衛の化身や精霊のような存在として描かれています。
2017年に始まった初期シリーズでは、星野源さん演じる一人暮らしの青年の前に突然現れ、日常生活をともにするようなストーリーが展開されました。
お揚げをかじると痛がったり、青年の何気ない行動に反応したりする姿が特徴的です。現実とファンタジーの境界を曖昧にした演出が、視聴者の印象に残りました。
当初の企画には、天ぷらそばに卵を落として月見そばとして楽しむ食べ方を、「ぼくの『そば』に『きみ』がいる」という言葉で表現する狙いもありました。商品名の「そば」と、人の隣にいる「そば」を掛け合わせた巧みな広告表現です。
この企画背景は、日清食品の担当者への取材を掲載した「まいどなニュース」でも紹介されています。
「ぼくの『そば』に『きみ』がいる」
どんぎつねの魅力は、かわいらしい外見だけではありません。食べ物のおいしさを、人との温かな関係や日常の癒やしに結びつけたキャラクター設計にもあります。
吉岡里帆とどんぎつねの関係吉岡里帆さんは2017年5月に始まった実写CMシリーズで、どんぎつね役を担当しました。
その後、星野源さんとの共演を通じてキャラクターの知名度が高まり、吉岡さんの代表的なCM出演の一つとして広く認知されるようになります。
2022年に一度シリーズから離れたものの、2026年3月に再登場。約4年のブランクを経て、再び本人がどんぎつねを演じています。
つまり、2026年のCMで見かけるきつね耳の女の子は、新しい女優に交代した別キャラクターではなく、吉岡里帆さんが再び演じる、あのどんぎつねです。
【2026年最新】約4年ぶり復活!「帰ってきたどんぎつね 篇」の内容
2026年3月31日、日清食品グループは新CM「帰ってきたどんぎつね 篇」をWeb上で先行公開しました。テレビCMは2026年4月24日から全国放映されています。
吉岡里帆さんがどんぎつねを演じるのは、2022年2月に公開された「さよなら、どんぎつね 篇」以来、約4年ぶりです。
黒いドレス姿で大人っぽく変化したどんぎつね今回のCMで最も目を引くのは、以前の白を基調とした衣装から一転した、黒いドレス姿です。
従来のどんぎつねは、愛らしく親しみやすい雰囲気が印象的でした。一方、2026年版では大人っぽさや落ち着いた表情が強調され、以前とは違った魅力を見せています。
CMの舞台となるのは、降り積もる鰹節に包まれた幻想的な世界。吉岡さん演じるどんぎつねが、鰹節に全身を埋めながら、どん兵衛のおだしのおいしさを味わいます。
音楽には、日本で「恋のマイアヒ」として知られる「DRAGOSTEA DIN TEI」のボサノバアレンジを採用。映像の幻想的な雰囲気と軽快な音楽の組み合わせが特徴です。
ナレーションを担当するのは声優・ナレーターの若本規夫さん。印象的な低音ボイスによって、どん兵衛のおだしの味わい深さを伝えています。
吉岡里帆本人が語った復帰の感想CM公開に合わせて行われたインタビューで、吉岡さんは久しぶりにどんぎつねの耳をつけた感想を語っています。
「自分の一部っていう感覚がありますね、不思議と。『おかえり』っていう感じがしました。」
このコメントからも、どんぎつねという役柄が吉岡さんにとって特別な存在であることが伝わります。
また、約4年間の変化については、現場での切り替えの早さや体力が向上したと説明。さまざまな仕事を経験する中で、以前よりも気持ちを切り替えられるようになったと振り返りました。
今回の復帰は、過去のCMをそのまま再現する企画ではありません。吉岡さん自身の成長と、キャラクターの大人びた雰囲気を重ね合わせた新しい展開になっています。
9月公開「おだしが変わった 篇」も話題に2026年9月11日には、続く新CM「おだしが変わった 篇」が全国で放映されました。
こちらは、どん兵衛のだしのリニューアルをテーマにした作品です。新たに配合された高級鰹節「本枯節(ほんかれぶし)」をアピールする内容となっています。
CMでは、吉岡さん演じるどんぎつねが本枯節を抱えてパリ風の街並みを歩きます。名曲「君は薔薇より美しい」のアレンジ楽曲に合わせ、黒いワンピース、ブルーのトップスときつね色のミニスカート、白いコート姿へと衣装が変化します。
衣装の変化と商品の進化を「変わった」という共通の言葉で結びつけた演出です。
日清食品の公式CM紹介ページでも、2026年9月11日の放送開始日、出演者の吉岡里帆さん、本枯節を使っただしの変更が説明されています。
【歴代出演者一覧】星野源との共演から2026年の吉岡里帆復帰まで
どん兵衛のCMは、どんぎつねというキャラクターを軸にしながら、時代ごとに出演者や映像表現を変えてきました。
特に注目したいのは、2017年から続いた吉岡里帆さんと星野源さんの実写シリーズ、2022年のアニメ化、2024年の新しい実写シリーズ、そして2026年の原点回帰です。
年代別の主な出演者とキャラクターの変遷| 時期 | CM・シリーズ | 主な出演者・担当 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 2017年5月 | どんぎつね篇 | 吉岡里帆・星野源 | 実写どんぎつねシリーズ開始 |
| 2018~2021年 | どんぎつねシリーズ各篇 | 吉岡里帆・星野源 | 青年とどんぎつねの関係を描く |
| 2022年2月 | さよなら、どんぎつね篇 | 吉岡里帆・星野源 | 初期シリーズの区切りとなる作品 |
| 2022年9月 | どんぎつねシーズン2 秋祭篇 | 小川あん・戸谷菊之介(声) | アニメーションシリーズに移行 |
| 2022年10月 | どんぎつねシーズン2 耳そこなんですか?篇 | 早見沙織・小野賢章(声) | アニメシリーズ第2弾 |
| 2023年 | 耳は正直 2023篇など | 真堂圭・松本梨香(声)など | 作品ごとにキャラクターや声優を変更 |
| 2024年5月 | どん兵衛食べてほしい篇 | 板垣李光人・吉高由里子 | 男性のどんぎつねくんと年上のお姉さんが登場 |
| 2026年3月 | 帰ってきたどんぎつね篇 | 吉岡里帆・若本規夫(ナレーション) | 約4年ぶりに吉岡版が復活 |
| 2026年9月 | おだしが変わった篇 | 吉岡里帆・きつねあにき | 50周年記念の新キャラクターが登場 |
※出演者一覧は代表的なシリーズを中心に整理したものです。CMによって出演者や声優は異なります。
星野源と吉岡里帆のコンビが人気を集めた理由2017年からのシリーズを語るうえで欠かせないのが、星野源さんとの共演です。
星野さんは、どん兵衛を食べる一人暮らしの青年を演じました。そこに吉岡さん演じるどんぎつねが現れ、少し不思議で、どこか恋愛ドラマのようなやり取りを繰り広げます。
2人の関係は、明確に恋人と設定されているわけではありません。むしろ、親密になりそうでならない絶妙な距離感が、シリーズの魅力でした。
2017年の初回CMから、2018年のマフラーをめぐる作品、嫉妬をテーマにした作品など、2人の関係性を少しずつ発展させる構成が採用されています。
2022年には「さよなら、どんぎつね 篇」が公開され、青年とどんぎつねの物語に一区切りがつきました。
同年9月にはアニメ版の新シリーズがスタート。日清食品は、実写とは異なる世界観でどんぎつねの不思議な魅力を表現する方針を説明していました。
2024年には板垣李光人と吉高由里子が新シリーズに登場2024年5月23日からは、実写CMに新たな組み合わせが登場しました。
板垣李光人さんが演じたのは、従来の女性キャラクターとは異なる男性の「どんぎつねくん」。吉高由里子さんは、どん兵衛好きの年上のお姉さん役を担当しました。
新シリーズでは、どんぎつねくんが何とかお姉さんにどん兵衛を食べてもらおうとする一方、お姉さんは彼をからかうような展開が描かれています。
この変更は、どんぎつねというキャラクターが吉岡さんだけに固定された存在ではなく、広告のテーマやストーリーに応じて多様な姿を取れることを示しています。
2024年のCM出演については、板垣李光人さんの公式サイトでも出演者と放映開始日が発表されています。
【新キャラの正体】きつねあにきは何者?どんぎつねとの関係も解説
2026年9月の新CMで視聴者の関心を集めたのが、「きつねあにき」です。
きつねあにきは、どん兵衛の発売50周年を記念して誕生した公式キャラクターです。従来のどんぎつねとは異なる個性を持つ、新しいブランドキャラクターとして登場しました。
きつねあにきはどんぎつねの兄なのか?名前に「あにき」と入っているため、どんぎつねの兄なのではないかと考える人もいる可能性があります。
しかし、2026年11月時点で公開されている日清食品の公式CM紹介情報では、2人が兄妹であるという設定は説明されていません。
したがって、名前だけを根拠に家族関係を断定することはできません。公式に確認できるのは、きつねあにきがどん兵衛の50周年に合わせて登場した新キャラクターだという点です。
「おだしが変わった 篇」での登場シーン新CMでは、パリ風の街並みを歩くどんぎつねが、笑顔で誰かに手を振ります。
その相手が新キャラクターのきつねあにきなのかと思わせる演出が入り、手を振られたと勘違いするコミカルな展開が描かれます。実際の待ち合わせ相手は女友達です。
この演出によって、どんぎつねの従来の魅力を残しながら、新しいキャラクターも印象づけています。
きつねあにきの声優や実際の出演者は誰?きつねあにきについては、公式CMの出演情報で吉岡里帆さんが明記されていますが、きつねあにきの担当声優や実際の演者については、詳細なキャスト情報が公開されていません。
そのため、特定の俳優や声優の名前を挙げて正体を断定することはできません。
きつねあにきは、まずは50周年を記念して誕生した公式キャラクターとして理解するのが適切です。今後、プロフィールや追加設定が公表されれば、キャラクターの背景もさらに明確になるでしょう。
【人気と復帰理由を検証】なぜどんぎつねは約4年ぶりに帰ってきたのか
吉岡里帆さんのどんぎつね復帰は、過去の人気CMを懐かしむファンだけでなく、新しい視聴者にも注目されました。
ただし、吉岡さんが復帰することになった具体的な契約上・キャスティング上の理由について、日清食品が詳細な説明を公表したわけではありません。公表されたCMの企画意図や商品展開から、今回の復活の背景を整理できます。
復帰の背景にあるブランド50周年と商品の進化2026年は、日清のどん兵衛が1976年に発売されてから50周年を迎える節目の年です。
3月には発売当時の味を再現した「クラシック」シリーズが発売され、9月には本枯節粉末を新たに配合した商品リニューアルが実施されました。
こうした商品面での大きな節目に、かつての人気キャラクターを再登場させたことは、ブランドの歴史と現在の進化をつなぐ広告展開として注目できます。
2026年4月のCMは、おだしのおいしさを伝えることが企画の中心でした。昔から親しまれてきたどんぎつねを起用することで、商品の安心感と新しい魅力を同時に伝える構成になっています。
つまり、50周年のブランド展開と、どんぎつねの復活が同じ年に重なったことが、今回の大きな背景です。
どんぎつねの人気を支える3つの要素1. 親しみやすいキャラクター性
きつね耳や尻尾を持つかわいらしい外見に加え、食べ物の化身という独特な設定が、視聴者の興味を引きつけます。
商品そのものを擬人化するのではなく、食べる人の生活に自然に入り込む存在として描く点が特徴です。
2. ストーリー性のあるCM構成
初期シリーズでは星野源さんとの掛け合いが中心でした。単に商品のおいしさを説明するだけでなく、登場人物の関係性を見せることで、次のCMも見たくなる仕組みを作っています。
2026年版では、幻想的な鰹節の演出や大人っぽい衣装など、映像そのものの楽しさを強めています。
3. 時代に合わせて変化できる柔軟性
2022年にはアニメ化、2024年には男性のどんぎつねくんを中心とした実写シリーズ、2026年には吉岡里帆さんの復帰と新キャラクターの追加がありました。
同じキャラクターの名前や世界観を維持しながら、出演者や表現方法を変えられることが、長期的なブランド資産としての強みです。
復活発表後の評判は?2026年3月31日の復活発表後、SNSでは吉岡さんの再登場を歓迎する反応が紹介されました。
MANTANWEBは、「また会えた」「お帰りなさい」といったファンの反応を報じています。
過去のCMを知っている視聴者にとって、吉岡さんの復帰は懐かしさを感じるニュースでした。一方、2026年版では黒いドレス姿や大人っぽい表情が新鮮な魅力となっています。
また、9月の新CMではきつねあにきも加わり、従来のファンだけでなく、初めてどんぎつねを知る人にも楽しめる展開が生まれています。
2026年11月の最新展開にも注目2026年11月6日時点では、CMだけでなく商品パッケージでも吉岡さん演じるどんぎつねが登場しています。
日清食品は10月19日、「日清のどん兵衛 年に一度のだし比べ」6品の発売を発表しました。発売日は11月2日です。
ラインアップは、東日本向け・西日本向けのきつねうどんと天ぷらそばに加え、博多仕立てのきつねうどん、信州仕立ての天ぷらそばです。
パッケージには吉岡さん扮するどんぎつねが登場し、それぞれのだしの個性を表現しています。
CMの復活だけで終わらず、商品そのもののプロモーションにもどんぎつねを活用している点は、2026年の50周年施策を理解するうえで重要です。
【どん兵衛きつね女の子】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:どん兵衛のきつねの女の子は誰ですか?
A1:キャラクター名は「どんぎつね」です。2026年の実写CMでは俳優の吉岡里帆さんが演じています。
Q2:吉岡里帆のどんぎつねはいつ復活しましたか?
A2:2026年3月31日に「帰ってきたどんぎつね 篇」がWeb先行公開され、4月24日から全国でテレビ放映されました。約4年ぶりの復帰です。
Q3:きつねあにきの正体は誰ですか?
A3:きつねあにきは、どん兵衛の発売50周年を記念して誕生した公式キャラクターです。担当声優や実際の演者などの詳しい情報は公表されていません。また、どんぎつねの兄という公式設定も確認されていません。
どん兵衛のCMに登場するきつねの女の子の正体は、日清食品の人気キャラクター「どんぎつね」です。2026年の実写版では、吉岡里帆さんが約4年ぶりにこの役を演じています。
2017年に星野源さんとの共演で始まったシリーズは、2022年のアニメ化、2024年の板垣李光人さん・吉高由里子さんによる新シリーズを経て、2026年に吉岡さんの復帰という新たな展開を迎えました。
さらに9月には「おだしが変わった 篇」が公開され、50周年記念の新キャラクター「きつねあにき」も登場。11月には吉岡さん扮するどんぎつねが商品パッケージにも採用されています。
【プロの結論】
どんぎつねの人気を理解するうえで重要なのは、吉岡里帆さんという出演者だけに注目しないことです。キャラクターの親しみやすさ、共演者との関係性、商品のおいしさを伝えるストーリー、そして時代に応じて変化する広告表現が組み合わさっています。
また、歴代CMを調べる際には、吉岡里帆さんの実写版、2022年以降のアニメ版、2024年のどんぎつねくんを中心としたシリーズを区別することが大切です。すべてを同じキャラクター設定や出演者でつなげてしまうと、実際の変遷を正しく理解できません。
2026年のどんぎつね復活は、過去の人気を懐かしむだけの企画ではありません。発売50周年を迎えたどん兵衛が、伝統的なブランドイメージを守りながら、新しい商品価値を発信する動きの一つです。
今後のCMでも、吉岡里帆さん演じるどんぎつねと新キャラクターたちがどのような関係を築いていくのか、引き続き注目したいところです。
参考にした主な情報源- 日清食品グループ公式「おだしが変わった 篇」
- 日清食品グループ公式「年に一度のだし比べ」ニュースリリース(2026年10月19日)
- TBS NEWS DIG(2026年3月31日)
- UNIVERSAL PRESS(2026年3月31日)
- 放送ライブラリー「日清のどん兵衛」CMアーカイブ
- 板垣李光人公式サイト(2024年5月23日)
- J-CASTニュース(2022年9月28日)
- まいどなニュース(2020年1月10日)