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マリナーズはワールドシリーズ未出場?2026年成績と2025年の惜敗を徹底解説

芹沢 陽斗 芹沢 陽斗 • 更新: • 公開: • 読了約 21 分
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シアトル・マリナーズは、ワールドシリーズに出場したことがあるのでしょうか。答えは、2026年11月現在、出場経験はありません。 1977年の球団創設以来、アメリカンリーグの強豪として数々の名勝負を演じ、2001年にはメジャーリーグ記録に並ぶ116勝を達成しました。しかし、リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)を突破できず、ワールドシリーズ進出には一度も届いていません。

特に2025年は、トロント・ブルージェイズとのALCS第7戦で3対1のリードを守れず、球団初のワールドシリーズ進出を目前で逃しました。さらに2026年は76勝86敗でポストシーズン進出を逃し、シーズン終了後には監督交代も発表されています。マリナーズの歴代ポストシーズン成績から2025年の敗退劇、2026年のチーム状況、そして再建に向けた新体制までを整理します。

【結論】マリナーズはワールドシリーズに出場したことがある?

マリナーズワールドシリーズ

2026年11月現在:未出場

シアトル・マリナーズは、MLBの全30球団の中で唯一、ワールドシリーズに出場したことがない球団です。

ワールドシリーズは、アメリカンリーグとナショナルリーグの優勝チームが対戦する年間王者決定戦です。マリナーズが出場するには、まずアメリカンリーグのポストシーズンを勝ち抜き、リーグ優勝を達成する必要があります。

しかし、これまでのマリナーズは、リーグ優勝決定シリーズで何度も敗退してきました。

マリナーズのワールドシリーズ関連記録
項目 記録
球団創設 1977年
ワールドシリーズ出場 0回
ワールドシリーズ優勝 0回
アメリカンリーグ優勝 0回
ポストシーズン進出 6シーズン
ALCS進出 4回
シーズン最多勝 116勝(2001年)

注目すべきなのは、マリナーズがポストシーズンに進出できない弱小球団だったわけではないという点です。

1995年、2000年、2001年、2025年にはアメリカンリーグ優勝決定シリーズまで到達しています。特に2001年と2025年は、球団史を代表する強さを見せました。

それでも最後の一段階を突破できなかったことが、ワールドシリーズ未出場という記録につながっています。MLB公式の球団史でも、これらのポストシーズン成績が記録されています。

【球団史】1977年創設から現在までのポストシーズン歴代成績

マリナーズの歴史を理解するには、球団創設からの歩みを振り返る必要があります。

1977年にシアトルで誕生

マリナーズの球団創設につながる動きがあったのは1976年です。

同年2月6日、アメリカンリーグはシアトルへのエクスパンション球団設立を認めました。その後、球団名が「Mariners」に決定し、1977年4月6日にカリフォルニア・エンゼルスとの開幕戦を迎えています。

球団名には、海に囲まれたシアトルという都市の特徴が反映されています。

ただし、創設当初から強豪だったわけではありません。1977年の初年度成績は64勝98敗。アメリカンリーグ西地区6位というスタートでした。

歴代6回のポストシーズン進出を整理

マリナーズがポストシーズンに進出したシーズンは、1995年、1997年、2000年、2001年、2022年、2025年の6回です。

球団公式のポストシーズン記録を基に整理すると、次のようになります。

年 対戦・進出ラウンド 結果
1995年 ALDS・ヤンキース 3勝2敗で突破
1995年 ALCS・インディアンス 2勝4敗で敗退
1997年 ALDS・オリオールズ 1勝3敗で敗退
2000年 ALDS・ホワイトソックス 3勝0敗で突破
2000年 ALCS・ヤンキース 2勝4敗で敗退
2001年 ALDS・インディアンス 3勝2敗で突破
2001年 ALCS・ヤンキース 1勝4敗で敗退
2022年 ワイルドカード・ブルージェイズ 2勝0敗で突破
2022年 ALDS・アストロズ 0勝3敗で敗退
2025年 ALDS・タイガース 3勝2敗で突破
2025年 ALCS・ブルージェイズ 3勝4敗で敗退

出典:MLB公式シアトル・マリナーズ歴代ポストシーズン記録。

この表から分かるのは、マリナーズが単にプレーオフに進めないチームではなく、勝ち上がる力を持ちながらもリーグ優勝決定シリーズで壁にぶつかってきたことです。

特に2000年と2001年は、ニューヨーク・ヤンキースに連続して敗れました。2025年にはブルージェイズに敗れ、再びワールドシリーズ進出を逃しています。

2022年には21年ぶりのポストシーズン復帰

もう一つの大きな転換点が2022年です。

2001年以来、長期間ポストシーズンから遠ざかっていたマリナーズは、2022年にワイルドカードシリーズでブルージェイズを2勝0敗で撃破しました。

しかし、続く地区シリーズではヒューストン・アストロズに3連敗。21年ぶりのポストシーズンはALDSで終わりました。

この経験は、2025年にALCSへ進出するチームの土台となりました。

【2001年の116勝】MLB史に残る最強クラスのシーズンでも優勝できなかった理由

マリナーズの歴史を語る際、絶対に外せないのが2001年です。

この年のチームは、レギュラーシーズンで116勝46敗という驚異的な成績を残しました。

これはMLBのシーズン最多勝記録に並ぶ数字です。勝率は7割を超え、リーグ全体を代表する圧倒的な強さを誇りました。

イチロー加入がチームを変えた

2001年のマリナーズを象徴する選手が、イチローです。

日本プロ野球で圧倒的な実績を残してメジャーに挑戦したイチローは、1年目からアメリカンリーグを席巻しました。

主な成績は次のとおりです。

- 打率:.350
- 安打:242本
- 盗塁:56個
- アメリカンリーグ首位打者
- アメリカンリーグ盗塁王
- アメリカンリーグMVP
- 新人王
- ゴールドグラブ賞
- シルバースラッガー賞

イチローだけではありません。

ブレット・ブーンは打率.331、37本塁打、141打点という成績を記録。エドガー・マルティネスやジョン・オルルドなども打線を支えました。

投手陣も優秀で、チーム防御率は3.54。打撃、投球、守備のすべてでアメリカンリーグをリードしました。

MLB公式の球団史も、2001年の116勝とイチローの新人王・MVP獲得を球団の歴史的な出来事として記録しています。

なぜ116勝してもワールドシリーズに行けなかったのか

レギュラーシーズンの成績とポストシーズンの結果は、必ずしも比例しません。

2001年のマリナーズは地区シリーズでクリーブランド・インディアンスと対戦しました。

最初の3試合を終えた時点では1勝2敗と追い込まれましたが、第4戦、第5戦を連勝して逆転突破します。

ところが、アメリカンリーグ優勝決定シリーズで待っていたのは、デレク・ジーターやマリアノ・リベラらを擁するニューヨーク・ヤンキースでした。

マリナーズはヤンキースに1勝4敗で敗退。116勝を挙げた歴史的なチームでも、ワールドシリーズには届かなかったのです。

この結果が示すのは、レギュラーシーズンの162試合を勝ち抜く能力と、短期決戦を制する能力は別物だということです。

ポストシーズンでは、先発投手の起用、救援投手の状態、相手チームとの相性、少数の重要な打席が勝敗を左右します。

116勝という数字は、マリナーズの歴史的な強さを証明しています。しかし、それだけで世界一が保証されるわけではありませんでした。

【2025年ALCS第7戦】ブルージェイズに敗れた経緯と歴史的な惜敗

2025年は、マリナーズにとって球団史上最大級のチャンスでした。

レギュラーシーズンを90勝72敗で終え、アメリカンリーグ西地区を制覇。地区シリーズではデトロイト・タイガースを3勝2敗で破り、アメリカンリーグ優勝決定シリーズに進出しました。

対戦相手はトロント・ブルージェイズです。

ALCSは最終第7戦までもつれる激戦に

2025年のALCSは10月12日から20日まで開催されました。

マリナーズは最初の2試合に勝利し、シリーズを2勝0敗とリードします。

しかし、ブルージェイズが第3戦、第4戦を連勝。マリナーズは第5戦で6対2と勝利してシリーズを3勝2敗とし、ワールドシリーズまであと1勝に迫りました。

ところが、第6戦を2対6で落とし、勝負は最終第7戦へ持ち越されます。

第7戦でジョージ・スプリンガーが逆転3ラン

運命の第7戦は、10月20日、ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターで行われました。

マリナーズはジュリオ・ロドリゲスとカル・ローリーの本塁打などで得点を重ね、7回に入る時点で3対1とリードしていました。

先発ジョージ・カービーと、救援登板したブライアン・ウーも好投。チームは球団史上初のワールドシリーズ出場まで、あとわずかという状況でした。

しかし、7回裏に試合が動きます。

マリナーズの救援投手エドゥアルド・バザルドが、ブルージェイズのジョージ・スプリンガーに逆転の3ランホームランを浴びました。

スコアは3対4。

その後マリナーズは得点できず、試合終了。ブルージェイズが4対3で勝利し、シリーズを4勝3敗で制しました。

この一発によって、マリナーズの球団初のワールドシリーズ進出は再び幻となりました。

2025年の敗退が特別に悔やまれる理由

2025年の敗退が歴史的な意味を持つのは、単に第7戦まで進んだからではありません。

マリナーズはシリーズ序盤に2連勝し、さらに第5戦でも勝利しています。最終的には3勝4敗でしたが、シリーズを制する可能性は十分にありました。

また、第7戦でも7回までリードを維持していました。

MLB公式の試合分析では、マリナーズはワールドシリーズ初出場まであと8アウトという状況にありました。

つまり、長年の球団史を変える瞬間が、目の前まで迫っていたのです。

ブルージェイズにとっては1993年以来のワールドシリーズ進出を決める勝利となりました。一方、マリナーズにとっては、2001年の116勝シーズンと並んで忘れられない悔しい敗退となりました。

【2026年最新成績】76勝86敗でポストシーズン進出を逃したマリナーズ

2025年の大健闘から一転し、2026年のマリナーズは苦しいシーズンを送りました。

2025年にALCS第7戦まで進んだチームは、2026年も優勝候補として期待されていました。しかし、最終的にはアメリカンリーグ西地区3位に終わり、ポストシーズン進出を逃しています。

2026年レギュラーシーズンの成績
項目 2026年成績
試合数 162試合
勝利 76勝
敗戦 86敗
勝率 .469
地区順位 ア・リーグ西地区3位
得点 664
失点 722
ポストシーズン 進出なし

前年の90勝72敗から、勝利数は14減少しました。

2025年に地区優勝を達成したチームが、わずか1年で負け越しに転じたことは、球団にとって大きな誤算でした。

2026年9月25日にポストシーズン進出の可能性が消滅

マリナーズは9月下旬までポストシーズン進出の可能性を残していました。

しかし、9月20日にはアメリカンリーグのワイルドカード争いから脱落。さらに9月25日、レンジャーズがメッツに勝利したことで、地区優勝の可能性も消滅しました。

同日のエンゼルス戦では6対4で敗れ、2026年シーズンの終盤を迎えています。

重要なのは、2026年のマリナーズはプレーオフの試合で敗退したのではなく、レギュラーシーズンの結果によって出場権を獲得できなかったという点です。

2026年に失速した主な原因

MLB公式のシーズン総括では、チームの不振について複数の問題が指摘されています。

特に注目したいのは次の4点です。

1. 守備の不安定さ

カル・ローリーはシーズン終了時のコメントで、守備面の問題がシーズンを通じて続いたことに言及しました。

守備の乱れは、投手の負担を増やすだけでなく、接戦での失点にもつながります。

2. 得点圏での打撃不振

走者を得点圏に置いた場面で、十分な結果を残せなかったことも課題でした。

ポストシーズン進出を争うチームにとって、得点圏での決定力は重要です。走者を出しても得点につながらなければ、接戦を勝ち切ることは難しくなります。

3. ビジターゲームでの苦戦

本拠地と敵地での成績の差も問題になりました。

長いシーズンでは遠征が続く時期もあります。敵地で安定して勝てないことは、地区優勝争いで不利に働きます。

4. 走者への対応と試合運び

相手の盗塁を防ぐことや、試合中の集中力、プレーの遂行力にも改善点がありました。

カル・ローリーは、守備や走者への対応、得点圏での打撃、遠征時の戦い方などを課題として挙げています。

2026年のマリナーズは、個々の能力だけでなく、チーム全体の試合運びに問題を抱えていたと考えられます。

【今後の展望】新監督ジェイソン・カンツラー就任とワールドシリーズ初出場への課題

2026年の不振を受けて、マリナーズはシーズン終了後に監督交代を決断しました。

2026年11月3日、球団はジェイソン・カンツラーの新監督就任を発表しています。

新監督ジェイソン・カンツラーとは?

ジェイソン・カンツラーは36歳の野球指導者です。

就任前はシカゴ・カブスの選手育成部門の責任者を務め、過去にはヒューストン・アストロズのコーチングスタッフにも所属していました。

主な経歴は次のとおりです。

- 2013年:ミネソタ・ツインズからドラフト指名
- 2014~2015年:マイナーリーグで選手としてプレー
- 2018年以降:ヒューストン・アストロズ傘下などで指導・育成に携わる
- 2022~2023年:アストロズのメジャーリーグコーチングスタッフ
- 2024~2026年:シカゴ・カブスの選手育成部門を担当
- 2026年11月:マリナーズ監督に就任

メジャーリーグで監督を務めた経験はありません。

それでも球団が起用した背景には、選手育成の専門性や組織全体をつなぐコミュニケーション能力への期待があります。

MLB公式の発表によると、カンツラーは球団史上22人目の監督です。前監督のダン・ウィルソンは2026年シーズン終了後に退任しました。

ワールドシリーズ進出に向けて必要な3つの改善

新監督の就任によって、マリナーズは新しいスタートを切ります。

しかし、監督交代だけでワールドシリーズに進出できるわけではありません。

今後のチームづくりでは、次の3点が重要になります。

① 打線の得点力を安定させる

2026年は得点力不足が大きな課題でした。

カル・ローリーやジュリオ・ロドリゲスらを中心とした打線が、年間を通じて安定した得点を生み出せるかが重要です。

特に得点圏での勝負強さを改善する必要があります。

② 投手陣の負担を分散する

先発投手が好投しても、救援投手がリードを守れなければ試合を落とします。

2025年のブルージェイズ戦で経験したような終盤の逆転負けを防ぐには、救援陣の層を厚くし、重要な場面での継投を安定させることが欠かせません。

③ 選手育成とメジャーリーグの勝利を両立する

カンツラーの強みは、選手育成と組織づくりの経験です。

マイナーリーグからメジャーリーグまで、チーム全体で共通した育成方針を持てるかが問われます。

若手選手の成長と、現在の主力選手による勝利を両立できれば、長期的な競争力につながります。

【プロの結論】マリナーズの最大の壁は最後の一段階にある

マリナーズの歴史を見ると、ポストシーズン進出そのものが最大の問題とは限りません。

1995年、2000年、2001年、2025年と、4度もアメリカンリーグ優勝決定シリーズに到達しています。

しかし、その4回すべてで敗退しています。

ここに、球団の歴史的な課題が表れています。

116勝を記録した2001年も、2025年の第7戦も、レギュラーシーズンやシリーズ序盤の強さをリーグ優勝につなげられませんでした。

必要なのは、単に勝利数を増やすことではありません。

短期決戦での投手運用、終盤の守備、得点圏での打撃、そして選手層の厚さを総合的に高めることです。

新監督のカンツラーが選手育成を含めた組織改革を進められるかどうかが、今後の大きな注目点になります。

【マリナーズのワールドシリーズ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:マリナーズはワールドシリーズに出場したことがありますか?

A1:ありません。2026年11月現在、球団創設以来ワールドシリーズ出場は0回です。MLB全30球団の中で唯一、ワールドシリーズ未出場の球団です。

Q2:マリナーズのワールドシリーズ優勝回数は何回ですか?

A2:0回です。ワールドシリーズへの出場経験がなく、アメリカンリーグ優勝も達成していません。

Q3:マリナーズが最も勝利したシーズンはいつですか?

A3:2001年です。116勝46敗を記録し、MLBのシーズン最多勝記録に並びました。ただし、ALCSでヤンキースに1勝4敗で敗退しました。

Q4:2025年のマリナーズはなぜワールドシリーズに行けなかったのですか?

A4:アメリカンリーグ優勝決定シリーズ第7戦でブルージェイズに3対4で敗れたためです。7回にジョージ・スプリンガーが逆転3ランを放ち、マリナーズは3対1のリードを守れませんでした。

Q5:マリナーズの2026年の最終成績は?

A5:76勝86敗、勝率.469でアメリカンリーグ西地区3位でした。ワイルドカードと地区優勝の両方を逃し、ポストシーズン進出はありません。

Q6:2026年にマリナーズの監督は交代しましたか?

A6:交代しました。2026年11月、ジェイソン・カンツラーが新監督に就任しました。カブスの選手育成部門での経験や、アストロズでのコーチ経験を持つ36歳の指導者です。

Q7:マリナーズが初めてワールドシリーズに進出する可能性はありますか?

A7:可能性はあります。2025年にはALCS第7戦まで進出しており、リーグ優勝を争える戦力を示しました。今後は打線の安定、救援投手の整備、守備力の改善、新体制による選手育成が鍵になります。

シアトル・マリナーズは1977年の球団創設以来、数々の名選手と歴史的なシーズンを生み出してきました。

2001年の116勝、イチローのMVPと新人王獲得、2025年のアメリカンリーグ優勝決定シリーズ進出など、球団の実力を証明する出来事は少なくありません。

それでも、ワールドシリーズ出場は0回。2025年にはブルージェイズとの第7戦であと一歩まで迫りながら、逆転負けを喫しました。

さらに2026年は76勝86敗でポストシーズン進出を逃し、11月には新監督ジェイソン・カンツラーの就任が発表されました。

今後の焦点は、新体制がチームの潜在能力をどこまで引き出せるかです。

マリナーズに足りないのは、歴史的な勝利数を残す能力だけではありません。その強さを最後の一戦まで維持し、リーグ優勝につなげる力です。

長年続くワールドシリーズ未出場の歴史に終止符を打てるのか。2025年の悔しさと2026年の失速を乗り越えた先に、球団初のワールドシリーズ進出が待っています。

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