竜星涼は、2013年放送のスーパー戦隊シリーズ第37作『獣電戦隊キョウリュウジャー』で、主人公の桐生ダイゴ/キョウリュウレッドを演じた俳優だ。同作でテレビドラマ初主演を果たし、「キング」の愛称で親しまれる熱血漢のヒーローを演じて、幅広い視聴者に名前を知られるようになった。
その後も俳優として活躍を続け、2024年には10周年記念作品『キングオージャーVSキョウリュウジャー』で桐生ダイゴ役に再出演。さらに2026年は、所属事務所をオフィスにのへ移し、TBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンにも出演している。ここでは、主演抜てきの経緯、主要キャスト、10年越しの復帰、2026年11月現在の活動までを時系列で解説する。
【役柄を解説】竜星涼はキョウリュウジャーで何役?桐生ダイゴとキョウリュウレッドの正体
竜星涼が演じたのは、桐生ダイゴ(きりゅうダイゴ)。変身後の姿はキョウリュウレッドで、キョウリュウジャーの中心人物だ。
『獣電戦隊キョウリュウジャー』は、2013年2月17日にテレビ朝日系列で放送を開始したスーパー戦隊シリーズ第37作。恐竜をモチーフにしたヒーローたちが、地球を脅かすデーボス軍と戦う物語である。放送期間は2013年2月17日から2014年2月9日まで、全48話だった。
桐生ダイゴは「キング」と呼ばれるブレイブな青年桐生ダイゴは、世界中を旅してきた行動力のある青年。人を引きつける不思議な魅力を持ち、仲間からも「キング」と呼ばれている。
第1話では、ゾーリ魔から人々を守るために戦うダイゴの姿を見た賢神トリンが、彼にキョウリュウジャーとしての可能性を見いだす。獣電竜ガブティラとの試練を経て、ダイゴはガブリボルバーを手にし、キョウリュウレッドへと変身する。
テレビ朝日の第1話公式ストーリーでも、ダイゴがガブティラに認められ、レッドとして戦い始めるまでの過程が描かれている。
キャラクターの魅力は、単純な強さだけではない。ダイゴは自分の損得を考えず、困っている人を見れば自然に手を差し伸べる。相手の懐に飛び込むような率直さと、周囲を巻き込む行動力が特徴だ。
竜星涼自身が語ったダイゴの人物像テレビ朝日の公式インタビューで、竜星涼はダイゴについて、素直で真っすぐな性格や、人を巻き込むパワーが魅力だと説明している。
「自分にとって得か損かなんて微塵も考えずに。」
これは、ダイゴの行動原理を端的に表した言葉だ。周囲の反応を気にするよりも、正しいと感じたことを実行する。竜星涼の演技は、その真っすぐな性格をヒーローらしい説得力につなげていた。
また、ダイゴは変身後だけでなく、変身前の生身のアクションも多い。竜星はアクション監督の福沢博文と相談しながら技を磨き、身体能力を生かした演技にも取り組んでいた。
【主演抜てきの経緯】竜星涼がキョウリュウレッドに選ばれた理由とは?
竜星涼がキョウリュウレッドに選ばれた背景には、オーディションでの個性と、監督が思い描いていた主人公像との相性があった。
芸能界入りは2009年の原宿でのスカウト竜星涼は1993年3月24日生まれ、東京都出身。芸能界入りのきっかけは、2009年、高校生のときに原宿・竹下通りで受けたスカウトだった。
本人が2025年のJ-WAVEのインタビューで振り返ったところによると、当初から俳優を目指していたわけではなく、映画やドラマを好きで見ていたものの、自分が出演する側になるとは想像していなかったという。
2010年にはフジテレビ系ドラマ『素直になれなくて』で俳優デビュー。その後、『ハンマーセッション!』『秘密』『桜蘭高校ホスト部』などに出演し、若手俳優として経験を重ねていった。
オーディションでは周囲と異なるアプローチを見せた2013年2月のDeviewのインタビューで、竜星涼はキョウリュウジャーのオーディションについて振り返っている。
変身時のセリフを渡された際、ほかの候補者たちは熱のこもった演技で自己アピールしていた。しかし、竜星は同じようなテンションで演じることにしっくりこず、あえて声のトーンを落として「変身!」と演じたという。
その後、事務所に呼び出された竜星は、何か注意されるのかと思っていたところ、キョウリュウレッド役に決まったと告げられた。
「怒られるのかと思ってたから、“あ、そっち!?”って、キョトンとしてました(笑)」
このエピソードは、主演抜てきが本人にとっても予想外の出来事だったことを物語っている。
坂本浩一監督が評価した爽やかな存在感2013年8月のマイナビニュースでは、坂本浩一監督と竜星涼の対談が掲載された。
坂本監督によれば、スタッフ側はダイゴについて「天真爛漫」なイメージを持っていた。そこに竜星が持つ爽やかで好青年らしい雰囲気が加われば、キャラクターの魅力を広げられると考えたという。
加えて、監督はオーディション後のアクション練習でも竜星の能力に注目していた。身体を使った演技への適性も、主人公を任せるうえでの強みになった。
つまり、抜てきの理由は単なる若手俳優としての知名度ではない。主人公の明るさに合う個性、自然体の演技、そしてアクションへの対応力が組み合わさったキャスティングだった。
【キャスト一覧と年表】竜星涼とキョウリュウジャー出演者の関係
キョウリュウジャーは、竜星涼だけで成立する作品ではない。個性の異なる仲間たちがチームを組み、それぞれの強みを生かして戦う構成が魅力だった。
キョウリュウジャーの主要6人と演じた俳優| キャラクター | 戦士名 | 出演俳優 | 竜星涼との関係 |
|---|---|---|---|
| 桐生ダイゴ | キョウリュウレッド | 竜星涼 | 主人公・キング |
| イアン・ヨークランド | キョウリュウブラック | 斉藤秀翼 | チームの仲間 |
| 有働ノブハル | キョウリュウブルー | 金城大和 | チームの仲間 |
| 立風館ソウジ | キョウリュウグリーン | 塩野瑛久 | チームの仲間 |
| アミィ結月 | キョウリュウピンク | 今野鮎莉 | チームの仲間 |
| 空蝉丸 | キョウリュウゴールド | 丸山敦史 | チームの仲間 |
上記はテレビシリーズの主要メンバー6人。作品にはキョウリュウシアン、キョウリュウグレー、キョウリュウバイオレット、キョウリュウシルバーなどの戦士も登場する。
竜星涼の俳優キャリアとキョウリュウジャーの転換点2010年:俳優デビュー
フジテレビ系『素直になれなくて』に出演。高校生役でドラマデビューを果たした。
2013年:キョウリュウレッドとして初主演
『獣電戦隊キョウリュウジャー』が放送開始。桐生ダイゴ役を務め、スーパー戦隊シリーズの主演俳優として注目を集めた。
2014年:テレビシリーズ終了
2月9日に全48話の放送が終了。竜星は、同じキャストと長期間にわたって作品に取り組んだ経験を、公式サイトのラストメッセージで振り返っている。
2023年:キングオージャーに声で出演
『王様戦隊キングオージャー』第32話・第33話に桐生ダイゴ役で声の出演を果たした。2024年の映画に先立つ再登場だった。
2024年:10周年記念のクロスオーバー作品に出演
『キングオージャーVSキョウリュウジャー』で、再び桐生ダイゴを演じた。
2026年:新事務所への所属とVIVANT出演
オフィスにのへ所属し、日曜劇場『VIVANT』第2シーズンに新庄浩太郎役で出演。俳優として新たな活動を続けている。
この歩みから分かるのは、キョウリュウジャーが単発の出演作品ではなく、竜星涼のキャリアを語るうえで欠かせない代表作になっていることだ。
【2024年の再出演】キングオージャーVSキョウリュウジャーで竜星涼が帰ってきた
竜星涼のキョウリュウジャー復帰を語るうえで外せないのが、2024年4月26日から期間限定上映されたVシネクスト『キングオージャーVSキョウリュウジャー』だ。
同作は、2023年から2024年に放送された『王様戦隊キングオージャー』と、10周年を迎えた『獣電戦隊キョウリュウジャー』がクロスオーバーする作品。スーパー戦隊のVSシリーズとして、2作品を同時上映する企画の一つだった。
桐生ダイゴと空蝉丸が物語の中心に物語では、桐生ダイゴと空蝉丸が宇蟲王ダグデドを追っていたところ、空蝉丸が別の時空の地球へ飛ばされてしまう。
そこは、デーボス軍に侵略された世界。さらに時空改変によって、キングオージャーの世界にも予想外の変化が起きていた。
異なるスーパー戦隊の世界観が交わることで、過去作のキャラクターが新しい物語の中でどのような役割を担うのかが見どころとなっている。
オリジナルキャストが再集結竜星涼だけでなく、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、丸山敦史ら、キョウリュウジャーの主要キャストも出演。さらに飯豊まりえらも参加した。
特筆すべきなのは、竜星がダイゴの衣装と髪型について、当時のままで演じたいと希望したことだ。
2024年4月のシネマトゥデイのインタビューで、坂本浩一監督は、竜星自身から当時のビジュアルを希望する申し出があったと明かしている。
「10年経ってもダイゴはダイゴのまま」
坂本監督は、竜星が作品を大切にしており、撮影も楽しんでいたと振り返った。
この再出演は、単に過去の衣装を着て登場する懐かし企画ではない。10年の時間を経た俳優とキャラクターの関係を、映像作品としてもう一度つなぐ機会になった。
上映・映像ソフトの発売情報- 作品名:Vシネクスト『キングオージャーVSキョウリュウジャー』
- 期間限定上映開始:2024年4月26日
- 監督・アクション監督:坂本浩一
- 脚本:金子香緒里
- 映像ソフト発売:2024年10月9日
東映ビデオの商品情報でも、竜星涼をはじめとするキョウリュウジャーのキャストが確認できる。テレビシリーズのファンにとって、当時のチームの再集結を映像で楽しめる作品だ。
【2026年最新】竜星涼の現在は?オフィスにの所属とVIVANT出演
2026年11月6日現在の竜星涼は、俳優としてテレビドラマや映画への出演を続けている。特に大きな動きとなったのが、所属事務所の変更と『VIVANT』第2シーズンへの出演だ。
2026年10月1日にオフィスにのへ所属竜星涼は2026年8月31日、16年間所属した研音を退所することを発表した。その後、10月1日に株式会社オフィスにのが、竜星を新しい所属俳優として迎えたと公式発表した。
竜星本人も新しい所属先での活動について、挑戦を続けていく姿勢を示している。
この移籍は、2010年の俳優デビューから長く続いた所属体制を変更する大きな節目だ。オフィスにのの公式プロフィールにも、竜星涼のプロフィールと出演作品が掲載されている。
2026年のVIVANTでは新庄浩太郎役2026年7月26日から放送が始まったTBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンにも出演。竜星が演じるのは、新庄浩太郎だ。
新庄は警視庁公安部の捜査官であり、物語の展開に関わる重要人物。第2シーズンでは、公安部の人間という表の立場と、テロ組織「テント」のモニターという側面を持つ人物として描かれている。
TBSの公式登場人物ページにも、新庄浩太郎と竜星涼の名前が掲載されている。2026年9月にはTBS NEWS DIGで、竜星本人が新庄役について語るインタビューも公開された。
2026年11月6日現在、同作は放送中で、最終回は11月8日の予定となっている。
映画『負けへんで』など映画出演も続くオフィスにのの公式プロフィールでは、2026年7月公開の『トイ・ストーリー5』や、11月13日公開予定の映画『負けへんで』も出演作品として掲載されている。
とりわけ『負けへんで』は、2026年11月5日に東京プレミア上映会が開催され、事務所移籍後の竜星が公の場に登場したことも報じられた。
キョウリュウジャーのヒーロー役から、社会派のドラマや映画まで、出演ジャンルを広げていることが2026年の活動からもうかがえる。
【誤解を整理】竜星涼のキョウリュウジャー出演と現在について知っておきたいこと
誤解1:竜星涼はキョウリュウジャーのスーツアクターだった?違う。竜星涼が演じたのは、変身前の桐生ダイゴ役を中心とする俳優としての出演だ。キョウリュウレッドのスーツアクションを担当するスーツアクターとは役割が異なる。
竜星自身も生身のアクションに積極的に取り組んでおり、テレビ朝日の公式インタビューではアクション監督との練習や技の工夫について語っている。
誤解2:2024年が初めてのキョウリュウジャー再出演?厳密には、2024年より前にも再登場している。2023年放送の『王様戦隊キングオージャー』第32話・第33話に、桐生ダイゴ役で声の出演を果たしていた。
そのため、2024年の『キングオージャーVSキョウリュウジャー』は、久しぶりに実写でダイゴを演じた再集結作品として位置づけるのが正確だ。
誤解3:キョウリュウジャー以外の代表作は少ない?これも正しくない。竜星涼は『ひよっこ』『アンナチュラル』『ちむどんどん』『光る君へ』など、ジャンルの異なるテレビ作品にも出演してきた。
さらに2023年から続く『VIVANT』シリーズでは新庄浩太郎役を担当。アクションヒーローのイメージにとどまらず、複雑な人物設定を持つ役柄にも挑戦している。
【プロの結論】キョウリュウレッドは竜星涼の原点であり、現在につながる代表作竜星涼のキャリアを振り返ると、『獣電戦隊キョウリュウジャー』には大きく3つの意味がある。
第一に、テレビドラマ初主演を果たした作品であること。第二に、身体能力と演技力を生かしたヒーロー像を確立したこと。そして第三に、10年後の2024年にも同じ役を演じられるほど、本人と作品の結びつきが続いていることだ。
特撮作品出身の俳優を評価する際、代表作の知名度だけで判断するのは十分ではない。重要なのは、その後どのような役柄を演じ、異なるジャンルでどのような存在感を発揮しているかという点にある。
その観点から見ると、竜星涼はヒーロー役を出発点に、テレビドラマ、映画、声の出演など活動の幅を広げてきた俳優だ。2024年の再出演は過去の実績を大切にする姿勢を示し、2026年の事務所移籍と『VIVANT』出演は、次のキャリアへ進む動きを示している。
【竜星涼とキョウリュウジャー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:竜星涼はキョウリュウジャーで何役を演じていましたか?
A1:主人公の桐生ダイゴ役です。変身後はキョウリュウレッドで、「キング」と呼ばれる勇敢な青年を演じました。
Q2:竜星涼は2024年のキングオージャーVSキョウリュウジャーに出演していますか?
A2:出演しています。2024年4月26日から期間限定上映された同作で、桐生ダイゴ/キョウリュウレッド役を再演しました。オリジナルキャストも再集結しています。
Q3:2026年現在、竜星涼はどこの事務所に所属していますか?
A3:2026年10月1日付で株式会社オフィスにのに所属しています。同年のTBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンでは新庄浩太郎役を演じています。
竜星涼は2013年の『獣電戦隊キョウリュウジャー』で桐生ダイゴ/キョウリュウレッドを演じ、テレビドラマ初主演を果たした。オーディションでの自然体の個性と、主人公にふさわしい爽やかな存在感が抜てきにつながった。
2024年には『キングオージャーVSキョウリュウジャー』で再びダイゴ役を演じ、当時の髪型や衣装にもこだわった。10年という時間を経ても変わらないキャラクターへの思いが、再出演の大きな見どころとなった。
そして2026年は、オフィスにのへの所属、日曜劇場『VIVANT』第2シーズンへの出演、映画『負けへんで』など、新しい活動が続いている。
キョウリュウレッドは竜星涼の俳優人生を象徴する役柄だが、現在の彼はそのイメージだけにとどまらない。過去の代表作を大切にしながら、新しい作品や役柄へ挑戦する姿が、2026年の活動からも見えてくる。
竜星涼の今後を追う際は、オフィスにのの公式プロフィールと出演情報、テレビ朝日やTBSの公式作品情報を確認すると、最新の出演状況を把握しやすい。
主な事実確認資料
- テレビ朝日『獣電戦隊キョウリュウジャー』公式インタビュー・作品情報:
- 竜星涼の主演抜てきに関するDeview・マイナビニュースのインタビュー:
- 2024年の再出演に関するシネマトゥデイ・東映ビデオの情報:
- 2026年の所属変更に関するオフィスにの公式発表:
- 2026年の『VIVANT』出演情報: