2026年11月現在、「TWICE ディープフェイク」と検索すると、ミナやジヒョが登場するTikTok動画、2024年の「Looking for Pedro: A TWICE Deepfake Adventure」、さらにJYPエンターテインメントによるディープフェイクへの法的対応など、性質の異なる情報が表示される。検索結果だけを見ると、メンバー本人が被害に遭った動画と、公式アカウントが公開したミーム動画の区別が難しい。
実際に、2020年8月の「Mina Deepfake Video Loving TWICE Fans」、2021年5月の「TWICE JIHYO Deepfake Dance to 'Kura Kura' Meme」、2024年5月の「Looking for Pedro」は、いずれもTWICEの公式TikTokアカウントに関連する投稿として検索スニペットに掲載されている。一方、JYPは2024年8月、アーティストを対象とした悪質なディープフェイク動画について強い法的措置を取る方針を公表した。つまり、検索に出るエンターテインメント動画と、実際の権利侵害問題は分けて考える必要がある。
- ミナの動画: 2020年8月25日付の公式TikTok投稿として検索結果に表示されている。検索上のタイトルだけで性的ディープフェイク被害とは判断できない。
- ジヒョの動画: 2021年5月10日付の「Kura Kura」関連ミーム動画。こちらもTWICE JAPAN OFFICIALの投稿として掲載されている。
- 2024年の動き: 8月30日、JYPエンターテインメントがアーティストへのディープフェイク拡散に対する強い法的対応を表明した。
- サナの情報: SNS上の調査リストだけでは、本人が特定の被害に遭ったという事実は確定できない。
- 2026年現在: JYPは5月20日にもアーティストを対象とする悪質コンテンツへの継続的な法的対応を発表している。
【検索結果を検証】TWICEのディープフェイクとは何を指しているのか?
まず整理したいのは、「ディープフェイク」という言葉が、インターネット上で必ずしも同じ意味で使われていない点だ。
本来のディープフェイクとは、人工知能(AI)や機械学習を利用して、人物の顔、声、表情、動作などを合成・加工し、実際には存在しない映像や音声を本物のように見せる技術を指す。
代表的なものには、次のような種類がある。
- 顔の置き換え:別人の顔を映像の人物に合成する。
- 音声の合成:本人の声に似せた音声を生成する。
- 表情や口の動きの加工:実際の発言や動作とは異なる映像を作る。
- 性的ディープフェイク:本人の同意なく、実在人物の顔などを性的な画像や動画に合成する。
一方、SNSでは、コミカルな編集、顔フィルター、パロディー、ファン向けのネタ動画にも「Deepfake」という言葉が使われることがある。
このため、動画タイトルにDeepfakeと書かれているだけでは、AIによって本人の顔や身体を合成した映像なのか、単なるミーム企画なのかは判断できない。
TWICEの場合、公式TikTokに関連する過去の投稿と、JYPが問題視した非同意のディープフェイクコンテンツが同じ検索画面に並ぶことが、混乱の大きな原因になっている。
【2020年・2021年・2024年】ミナとジヒョの公式TikTok動画を時系列で検証
検索結果で特に目立つのが、ミナとジヒョに関連する2本の動画、そして2024年の「Pedro」を題材にした投稿だ。
Yahoo! JAPANの検索スニペットに掲載された情報を整理すると、次のようになる。
| 時期 | 動画・出来事 | アカウント・掲載情報 | 確認できる内容 |
|---|---|---|---|
| 2020年8月25日 | Mina Deepfake Video Loving TWICE Fans | TWICE JAPAN OFFICIAL | いいね約702.3万ではなく70万2,300件、コメント9,894件 |
| 2021年5月10日 | TWICE JIHYO Deepfake Dance to 'Kura Kura' Meme | TWICE JAPAN OFFICIAL | いいね36万4,600件、コメント7,462件 |
| 2024年5月22日 | Looking for Pedro: A TWICE Deepfake Adventure | TWICE公式グローバルアカウント | いいね55万3,300件、コメント7,783件 |
| 2024年8月30日 | ディープフェイクへの法的対応表明 | JYPエンターテインメント | 悪質なAI生成動画の証拠収集と法的措置を表明 |
| 2026年5月20日 | アーティスト権益保護に関する対応更新 | JYPエンターテインメント | 悪質コンテンツの監視、刑事告訴、民事請求などの継続を公表 |
※SNSの反応数は検索スニペットに掲載された数値であり、2026年11月時点の最新累計を示すものではない。
1.2020年8月25日「Mina Deepfake Video Loving TWICE Fans」最初に注目されるのが、ミナに関連する「Mina Deepfake Video Loving TWICE Fans」というタイトルの動画だ。
Yahoo! JAPANの検索結果では、投稿者はTWICE JAPAN OFFICIAL(@twice_tiktok_officialjp)と表示されている。
掲載された反応数は、いいね702.3K、コメント9,894件。
この動画は、検索キーワードにミナとDeepfakeの両方が含まれているため、本人の被害映像なのではないかと誤解されやすい。
しかし、確認できる検索情報は、公式日本向けTikTokアカウントに関連付けられた投稿のタイトルと反応数である。これだけで、非同意の性的ディープフェイク動画やミナ本人の被害を示す証拠にはならない。
重要なのは、動画のタイトルと実際の技術的な加工内容を混同しないことだ。
2.2021年5月10日「JIHYO Deepfake Dance to 'Kura Kura' Meme」次に検索されるのが、ジヒョと「Kura Kura」を組み合わせたTikTok動画だ。
タイトルは「TWICE JIHYO Deepfake Dance to 'Kura Kura' Meme」。
こちらもTWICE JAPAN OFFICIALの投稿として掲載されており、検索スニペットには以下の数値が記録されている。
- 投稿日:2021年5月10日
- いいね:364.6K
- コメント:7,462件
「Kura Kura」はTWICEの日本語楽曲であり、ジヒョを題材にした投稿が検索結果に残っている。
ここで押さえたいのは、タイトルにある「Meme」という言葉だ。
Memeは、インターネット上で共有されるネタやパロディー、流行表現を意味する。したがって、この検索結果は少なくとも公式アカウントに関連するミーム系コンテンツとして整理できる。
ただし、タイトルにMemeとあることだけで、具体的な映像加工の方式まで断定することはできない。
3.2024年5月22日「Looking for Pedro: A TWICE Deepfake Adventure」2024年には、さらに興味深いタイトルが登場する。
「Looking for Pedro: A TWICE Deepfake Adventure」だ。
Yahoo! JAPANの検索スニペットでは、TWICEのグローバル公式TikTokアカウント(@twice_tiktok_official)の投稿として紹介されている。
掲載されている数値は次のとおり。
- 投稿日:2024年5月22日
- いいね:553.3K
- コメント:7,783件
この投稿も、タイトルにDeepfake Adventureという表現が含まれている。
ただし、検索タイトルだけでは映像の具体的な制作方法やAIによる合成の有無までは確認できない。性的な被害映像と同じカテゴリーに分類するのは適切ではない。
2020年、2021年、2024年の3つの投稿に共通するのは、TWICEの公式アカウントに関連付けられたTikTokコンテンツとして検索に表示されることだ。
これらの投稿を、2024年8月にJYPが問題視した悪質なディープフェイク動画と同一視してはいけない。
【ミナ・ジヒョ・サナ】メンバー別のディープフェイク情報と真相
TWICEは、JYPエンターテインメントに所属する9人組ガールズグループだ。
公式プロフィールには、ナヨン、ジョンヨン、モモ、サナ、ジヒョ、ミナ、ダヒョン、チェヨン、ツウィの9人が掲載されている。
日本人メンバーのミナ、サナ、モモを含む国際的なグループであり、世界各地のSNSで公式コンテンツやファン制作動画が共有されている。
その一方で、知名度の高いアーティストは、本人の写真や動画を無断利用した偽造コンテンツの標的になるリスクも抱えている。
ミナ:公式TikTokのタイトルと被害情報は別問題ミナについて検索される代表的な情報は、2020年の「Mina Deepfake Video Loving TWICE Fans」だ。
このタイトルが検索されることで、ミナがディープフェイク被害に遭ったのではないかと考える人もいる。
しかし、公式アカウントの投稿として掲載されている情報と、本人の顔を無断で性的映像に合成した被害情報は、証拠の性質が異なる。
現時点で、この2020年の投稿をミナの性的ディープフェイク被害の証拠とする根拠はない。
ジヒョ:「Kura Kura」ミーム動画が検索される理由ジヒョの場合、2021年の「JIHYO Deepfake Dance to 'Kura Kura' Meme」が検索の中心にある。
動画タイトルにDeepfakeとMemeが同時に含まれているため、通常の音楽・ダンス関連コンテンツを探す人と、実際のAI偽造映像について調べる人の両方が同じ検索結果にたどり着く。
検索結果に表示されることと、本人が被害を受けたという事実が確認されていることは別である。
サナ:「Deepfake Sana Investigation」の情報はどこまで信用できる?サナについては、「Deepfake Twice Sana Investigation」というInstagramの投稿・リストに関連する情報が検索結果に表示される。
その説明では、SNS上の意見をもとに、複数の女性アイドルに関するディープフェイク情報を整理しているように見える。
しかし、こうした投稿は、公式発表や捜査機関の発表、信頼できる報道とは情報の性質が異なる。
特定の動画が実在するのか、本人の顔が無断で利用されたのか、性的な加工が行われたのか、本人や所属事務所が被害を確認したのかという点は、それぞれ別に検証する必要がある。
したがって、サナが特定のディープフェイク事件の被害者であると確定した情報として扱うことはできない。
また、Yahoo! JAPANには2024年9月20日付の関連Q&Aも表示されているが、回答件数が1件という情報だけでは、被害の実態や調査結果を裏付けることはできない。
【2024年から2026年】JYPエンターテインメントの法的対応と現在
TWICEのディープフェイク問題を考えるうえで、最も重要な転換点は2024年8月だ。
この時期、韓国の芸能業界では、女性アイドルや芸能人の顔を無断で利用した性的ディープフェイク動画の拡散が深刻な問題として取り上げられていた。
2024年8月30日、JYPが公式声明を発表JYPエンターテインメントは2024年8月30日、所属アーティストを対象とするディープフェイク動画の拡散について、公式声明を発表した。
翌31日には韓国の聯合ニュースもこの問題を報道している。
JYPは、アーティストが関係するAI生成動画の拡散を重大な問題として受け止め、関連する証拠を収集していると説明した。
加えて、専門法律事務所と協力し、容赦のない強力な法的措置を進める方針を明らかにした。
この声明で重要なのは、単に不快な動画への抗議を示しただけではなく、証拠収集と法的対応を明確に打ち出した点だ。
所属アーティストの肖像や人格的な権利を守るため、制作・拡散行為に対して組織的に対応する姿勢を示した。
2026年5月20日、JYPが法的対応の進捗を更新2026年に入ってからも、JYPはアーティストの権利保護に関する公式情報を発表している。
2026年5月20日の公式告知「Update on Legal Actions for the Protection of Artist Rights」では、国内外のオンラインコミュニティやSNS、メッセージアプリを対象に、悪質コンテンツの監視と証拠収集を継続していると説明した。
対象として挙げられたサービスには、次のようなものがある。
- YouTube
- Instagram
- TikTok
- Facebook
- X
- Telegram
- KakaoTalk Open Chat
- Bilibili
- Naver
同社は、ファンからの情報提供、自社の監視、専門的なモニタリングシステムを利用して悪質コンテンツを収集している。
また、刑事告訴や民事請求を進めており、関連する法律違反で有罪判決を受けた者もいると報告した。
海外プラットフォームや海外在住者に対する法的対応も進めているという。
ただし、この2026年の発表はJYP所属アーティスト全体の権利保護に関するものであり、TWICEの特定メンバーに関するディープフェイク事件の処分結果を個別に公表したものではない。
2026年現在の検索状況は?2026年11月現在、検索結果には2020年、2021年、2024年の過去のTikTok投稿が残っている。
一方、JYPの公式発表からは、アーティストの権利侵害に対する監視や法的措置が継続していることが確認できる。
ここで区別したいのは、次の3点だ。
1. 過去の公式TikTok動画が現在も検索されていること。
2. JYPがディープフェイクを含む悪質コンテンツに法的対応を表明していること。
3. ミナ、ジヒョ、サナそれぞれの個別被害や事件の処分結果が公開情報で特定できること。
この3つは同じ意味ではない。
特に、JYPの対応が継続していることを理由に、2026年現在も特定メンバーの新しい被害動画が確認されていると推測するのは適切ではない。
【仕組みと見分け方】TWICEのディープフェイク動画を判別する基準
ディープフェイクの見分け方を知るには、まず映像がどのように加工されるのかを理解する必要がある。
AIは大量の画像や音声などから人物の特徴を学習し、別の映像に顔や声、表情などを合成する。
こうした処理によって、実際には話していない言葉を本人が話しているように見せたり、別の人物の身体に顔を重ねたりすることが可能になる。
1.顔と身体の動きが自然につながっているか古いタイプの加工動画では、顔の輪郭と首の境界、肌の色、光の当たり方などに不自然さが見られる場合がある。
また、顔を横に向けた際の輪郭や、髪の毛と顔の境界に違和感が生じることもある。
ただし、最新のAI技術ではこうした特徴が改善されているため、見た目だけで真偽を断定することはできない。
2.口の動きと音声が一致しているか音声を合成した映像では、口の動きと発音のタイミングがずれている場合がある。
本人の声に似ていても、発音、息継ぎ、抑揚、話し方などが普段の映像と異なることも判断材料になる。
しかし、音声合成の品質が高い場合には、こうした違和感がほとんどないこともある。
3.公式アカウントの投稿かどうかTWICE関連の動画を確認する場合、最初に確認したいのは投稿元だ。
TWICE JAPAN OFFICIALやTWICEの公式アカウントから公開された動画なのか、第三者が転載・編集したものなのかを区別する。
公式アカウントの投稿であれば、少なくとも投稿主体を確認する手掛かりになる。
ただし、公式アカウントからの転載を装った偽アカウントも考えられるため、アカウント名だけで判断してはいけない。
4.元映像や撮影時期を確認する動画が本物かどうかを判断するときには、同じ場面の公式写真、ライブ映像、番組映像などと照合する方法がある。
元映像の存在、撮影時期、投稿者の説明、他の信頼できる媒体による報道などを確認すると、情報の信頼性を評価しやすくなる。
5.AI検出ツールの結果だけを信用しない2026年1月に公開された欧州電気通信標準化機構(ETSI)の技術報告書では、ディープフェイクの検出方法として、顔の特徴、音声、時間的な不整合、映像上の異常などが挙げられている。
一方、検出ソフトには限界もある。
動画の圧縮や画質低下、加工方法の変化によって検出精度が落ちる場合があるためだ。
つまり、検出ツールが本物と判定したからといって、必ずしも真正な映像とは限らない。
逆に、AI生成の疑いが表示されたからといって、本人の被害が確定するわけでもない。
複数の証拠を組み合わせることが大切だ。
【被害の実態と法律】ディープフェイクはなぜ深刻な問題なのか
TWICEのように世界的な知名度を持つアーティストは、写真や動画が大量に公開されている。
公式写真、ミュージックビデオ、ライブ映像、インタビューなど、本人の顔や声を確認できる素材が数多く存在することは、ファンにとっては大きな魅力だ。
しかし、こうした公開素材が無断で利用されるリスクもある。
ディープフェイクによる主な被害性的ディープフェイクの場合、被害は動画が偽物だと判明すれば終わるものではない。
- 本人の尊厳や人格的利益が傷つけられる。
- 偽造映像が本物だと誤認される。
- SNSやメッセージアプリを通じて繰り返し拡散される。
- 家族、友人、仕事関係者などに誤解を与える。
- 脅迫や金銭要求など、別の犯罪につながる可能性がある。
特に問題なのは、一度公開された動画が転載され続けることだ。
元の投稿が削除されても、別のアカウントやサイトに複製が残る場合がある。
欧州電気通信標準化機構の2026年の報告書でも、非同意の性的ディープフェイクは心理的被害、名誉への損害、脅迫などにつながる危険性が指摘されている。
韓国ではディープフェイクに対する刑事罰が強化JYPエンターテインメントの本拠地である韓国では、性的な虚偽映像をめぐる法整備が進められてきた。
韓国の性暴力犯罪処罰等に関する特例法第14条の2では、本人の意思に反する性的な虚偽映像の制作や配布などが処罰対象となっている。
2024年10月の法改正では、性的ディープフェイク映像の所持、購入、保存、視聴などについても、最大3年の懲役または3,000万ウォン以下の罰金が定められた。
また、制作や配布については、最大7年の懲役または5,000万ウォン以下の罰金が規定されている。
この改正は、映像を制作した人だけでなく、違法なコンテンツを入手・保管・視聴する行為にも責任を問う方向へ制度が拡大したことを意味する。
日本ではどのような対応が可能なのか日本では、ディープフェイクという言葉だけで一律に犯罪の成立が決まるわけではない。
2025年3月18日の衆議院答弁書では、性的ディープフェイクの制作や拡散について、具体的な事案ごとに法と証拠に基づいて判断するという政府の考え方が示された。
名誉毀損罪や侮辱罪など、既存の法律が適用される可能性もある。
加えて、2026年には法務省が、生成AIによる肖像や声の無断利用について民事責任を整理する検討会の報告書を公表した。
この報告書では、パブリシティ権や肖像などをみだりに利用されない権利、損害賠償、差止請求などが検討されている。10月22日には裁判例の内容を反映した改訂版も公表された。
これは新たなディープフェイク犯罪を一律に定めた刑事法ではなく、既存の法制度における民事上の権利保護を整理したものだ。
日本と韓国では法制度が異なるため、TWICEに関する事案についても、制作場所、拡散先、加害者の所在地などによって適用される法律や手続きが変わる可能性がある。
【よくある質問】TWICEのディープフェイクに関するFAQ
Q1:TWICEのミナのディープフェイク動画は本物ですか?
A1:2020年8月25日付の「Mina Deepfake Video Loving TWICE Fans」というTikTok投稿が検索結果に表示されている。投稿元はTWICE JAPAN OFFICIALとして掲載されており、これをミナの性的ディープフェイク被害の証拠とすることはできない。
Q2:TWICEジヒョの「Kura Kura」ディープフェイク動画とは?
A2:2021年5月10日付の「JIHYO Deepfake Dance to 'Kura Kura' Meme」というTikTok投稿。TWICE JAPAN OFFICIALのアカウントに関連するミーム動画として検索されている。
Q3:TWICEのサナもディープフェイク被害に遭ったのですか?
A3:サナに関するディープフェイク調査リストの情報は存在するが、SNS上の投稿だけでは個別の被害を確定できない。本人やJYPによる具体的な被害公表とは区別する必要がある。
Q4:2024年の「Looking for Pedro」は何の動画ですか?
A4:2024年5月22日付のTWICE公式グローバルTikTokアカウントに関連する投稿として検索結果に掲載されている。「A TWICE Deepfake Adventure」というタイトルが付いているが、検索タイトルだけでは具体的な映像加工の方式までは判断できない。
Q5:JYPエンターテインメントは現在も対策していますか?
A5:2026年5月20日の公式発表では、SNSやオンラインコミュニティなどでの悪質コンテンツの監視、証拠収集、刑事告訴、民事請求などを継続していると説明している。
Q6:ディープフェイク動画は見た目だけで判別できますか?
A6:必ずしも判別できない。顔の輪郭、音声、口の動き、映像の不整合などは手掛かりになるが、最新技術では自然に加工されている場合もある。公式アカウントや元映像、信頼できる報道など複数の情報を照合することが望ましい。
TWICEのディープフェイク検索で注目されるのは、2020年のミナ、2021年のジヒョ、2024年の「Looking for Pedro」という3つのTikTok関連投稿だ。
いずれも検索タイトルにDeepfakeという言葉が含まれているが、公式アカウントに関連するミーム系投稿と、本人の意思に反して制作・拡散される性的ディープフェイクは、明確に区別する必要がある。
一方、2024年8月30日のJYPエンターテインメントによる法的対応表明は、アーティストの権利侵害が現実的な問題になっていることを示す重要な出来事だった。
さらに2026年5月20日には、同社が悪質コンテンツへの監視や法的措置の継続を発表している。
【プロの結論】
TWICEのディープフェイク情報を見極める際には、次の3つを判断基準にするとよい。
1. 投稿元を確認する: TWICE JAPAN OFFICIALなどの公式発信なのか、第三者による転載なのか。
2. 動画の性質を確認する: ミーム、パロディー、AI加工、非同意の性的コンテンツを混同しない。
3. 被害情報の根拠を確認する: SNSの噂だけでなく、所属事務所の声明や公的な記録、信頼できる報道を確認する。
検索結果にDeepfakeという言葉が表示されていても、それだけで本人の被害を意味するわけではない。
ファンに求められるのは、刺激的な動画を無条件に拡散することではなく、公式情報を確認し、本人の尊厳と権利を守る行動を選ぶことだ。
2026年以降もAIによる映像・音声の合成技術は進化していく。だからこそ、TWICEの公式コンテンツと悪質な偽造映像を区別する情報リテラシーが、アーティストとファンの双方にとって欠かせないものになっている。
主な根拠資料・確認先
- JYPエンターテインメント公式プロフィール・公式声明
- 2024年8月31日付・聯合ニュース
- 2026年5月20日付・JYPアーティスト権益保護に関する告知
- 2026年8月公表・法務省「肖像、声等の無断利用による民事責任」に関する報告書
- 2026年1月・ETSI技術報告書
- 韓国「性暴力犯罪の処罰等に関する特例法」第14条の2
- 2025年3月18日付・衆議院答弁書