上田希由翔は、千葉ロッテマリーンズに所属する右投左打の内野手だ。読み方は「うえだ・きゅうと」。初見では読み方が難しい名前だが、球団公式の選手名鑑にもふりがなが掲載されている。
2026年の球団公式プロフィールとNPBの登録情報を整理すると、基本データは次のとおりだ。
- 氏名: 上田希由翔(うえだ・きゅうと)
- 生年月日: 2001年8月12日
- 年齢: 25歳(2026年11月6日現在)
- 出身地: 愛知県
- 出身地域: 愛知県岡崎市
- 身長: 183cm
- 体重: 96kg
- 投打: 右投左打
- ポジション: 内野手
- 所属球団: 千葉ロッテマリーンズ
- 背番号: 10
- ドラフト: 2023年ドラフト1位
NPB公式プロフィールでは、愛知産大三河高校、明治大学を経てロッテに入団した経歴が掲載されている。球団公式の2026年選手名鑑でも、生年月日や体格、投打などの情報は同様に確認できる。
名前の読み方は「きゅうと」「希由翔」と書いて「きゅうと」と読む。一般的な読み方とは異なるため、検索時に読み方を調べる人も少なくない。
球団公式プロフィールによると、ニックネームは「キューティー」「カイリュー」。本人が挙げる性格は「負けず嫌い」で、注目してほしいポイントにはバッティングを挙げている。
また、試合前のルーティンとして呼吸を挙げるなど、選手名鑑には競技中の姿とは少し違った一面も紹介されている。
岡崎市で野球を始め、大学・プロへ侍ジャパン公式プロフィールには、岡崎JSクラブ、幸田ボーイズ、愛産大三河高校、明治大学という経歴が記載されている。
小学校から中学校にかけて愛知県岡崎市周辺で野球に取り組み、高校、大学と競技を続けてきた。侍ジャパンの選手紹介によれば、野球を始めたのは6歳。祖父が小学生の野球チームを作ったことがきっかけだったという。
【経歴・年表】愛産大三河高校から明治大学、ロッテのドラフト1位へ
上田のキャリアを理解するうえで外せないのが、明治大学での実績だ。
高校時代から内野手として経験を積み、大学では東京六大学野球を代表する打者の一人へと成長した。さらに主将を務めた経験もあり、個人の打撃力だけでなく、チームをまとめる立場も経験している。
高校時代から大学時代まで愛知産業大学三河高校では野球部に所属。その後、明治大学へ進学し、東京六大学野球で実績を積み重ねた。
東京六大学野球の公式記録室「BIG6 Scorebook」によると、上田は大学リーグ戦で通算83試合に出場。打率.314、98安打、77打点、10本塁打を記録している。
特に注目したいのは、リーグ戦で4度のベストナインを受賞している点だ。
- 2022年春:一塁手部門
- 2022年秋:三塁手部門
- 2023年春:三塁手部門
- 2023年秋:三塁手部門
4季にわたって選出されており、大学時代から安定した打撃力を評価されていたことがわかる。
また、2022年のハーレムベースボールウィーク、2023年の日米大学野球選手権大会では大学日本代表に選出されている。大学野球の枠を超え、国際大会を経験したこともプロ入り前の重要な実績だ。
2023年ドラフト1位で千葉ロッテへ2023年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議で、上田は千葉ロッテマリーンズから1巡目指名を受けた。
翌27日、明治大学は硬式野球部の主将だった上田がロッテから1巡目指名を受けたことを公式発表している。
同大学の発表によると、指名後の会見で上田は、自身の強みとして勝負強いバッティングを挙げ、プロの舞台でも生かしたいという抱負を語った。
大学野球で主将を務め、代表選手としても活動してきた上田にとって、ドラフト1位指名はそれまでの実績が評価された大きな節目だった。
上田希由翔の経歴と関係者・所属先の整理| 時期 | 関係する組織・人物 | 経歴・関係性 |
|---|---|---|
| 小学生時代 | 岡崎JSクラブ | 野球を始めた時期の所属チーム |
| 中学生時代 | 幸田ボーイズ | 中学時代の野球チーム |
| 高校時代 | 愛産大三河高校 | 高校野球で競技経験を積む |
| 大学時代 | 明治大学 | 東京六大学野球で活躍、主将を経験 |
| 2022年 | 大学日本代表 | ハーレムベースボールウィークに出場 |
| 2023年 | 大学日本代表 | 日米大学野球選手権大会に出場 |
| 2023年10月 | 千葉ロッテマリーンズ | ドラフト1位で指名 |
| 2024年~ | 千葉ロッテマリーンズ | 背番号10でプロ野球選手として活動 |
この年表から見えてくるのは、高校から大学、そしてプロという段階的なキャリアだ。大学時代に培った打撃力と主将としての経験が、現在の選手像につながっている。
【年度別成績】上田希由翔の打率・本塁打・打点をNPB公式記録で比較
上田のプロでの成績を確認する際、最も参考になるのが日本野球機構(NPB)の個人年度別成績だ。
2026年シーズン終了時点の記録では、プロ1年目から3年目までの成績に変化が見られる。
2024年から2026年までの成績NPB公式記録を基に、主要な打撃指標を整理する。
| 年度 | 試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 | 21 | 58 | 15 | .259 | 0 | 7 |
| 2025年 | 66 | 166 | 35 | .211 | 3 | 20 |
| 2026年 | 66 | 177 | 43 | .243 | 8 | 16 |
| 通算 | 153 | 401 | 93 | .232 | 11 | 43 |
出典:日本野球機構(NPB)個人年度別成績。2026年シーズン終了時。
数字を年度ごとに見ると、上田の打撃がどのように変化しているかがわかる。
2024年:プロ1年目は21試合に出場2024年の成績は21試合、15安打、打率.259、7打点だった。
4月3日の福岡ソフトバンク戦でプロ初出場を果たし、翌4月4日の同カードではプロ初安打を記録している。
初安打は、二塁手の牧原大成が追いついた打球に対し、上田がヘッドスライディングで一塁へ到達した内野安打だった。
プロ4打席目で記録した初安打は、ドラフト1位ルーキーとしての第一歩となった。
一方、同年は7月に右太ももを負傷して登録抹消となり、そのままシーズンを終えた。出場機会が21試合にとどまった背景には、こうしたコンディション面の事情もあった。
2025年:出場機会が増え、プロ初本塁打を記録2025年は66試合に出場し、35安打、打率.211、3本塁打、20打点を記録した。
開幕一軍入りを果たし、出場試合数は前年の21試合から66試合へ増加した。
この年の大きな節目がプロ初本塁打だ。
実は、2025年7月17日の福岡ソフトバンク戦で放った一発は、降雨コールドによって試合成立前の記録となり、公式記録には残らなかった。
その後、8月2日の埼玉西武戦で改めて本塁打を放ち、これが正式なプロ初本塁打となった。
この一打は逆転2ラン。待望のプロ初アーチを記録した試合として、上田のキャリアを振り返るうえで印象的な出来事だ。
2026年:本塁打数と長打率が上昇2026年は66試合に出場し、43安打、打率.243、8本塁打、16打点を記録した。
特に注目したいのは本塁打数だ。
2025年の3本から2026年は8本へ増加。打率も.211から.243へ改善した。
さらに長打率は2025年の.331から2026年には.429へ上昇している。単打だけでなく、長打によって塁打を積み重ねる能力が数字に表れた。
一方、打点は2025年の20から2026年は16に減少している。安打数や本塁打数が増えれば、必ず打点も増えるわけではない。打点は前の打者の出塁状況や打順、走者を置いた場面での打撃結果にも左右されるためだ。
2026年の上田を評価するなら、打率だけでなく、長打率とOPSの改善も合わせて見る必要がある。
【2026年最新】上田希由翔の現在とロッテでの立ち位置
2026年11月現在、上田は千葉ロッテマリーンズでプロ3年目を終えた段階にある。
2026年シーズンは66試合に出場。数字だけを見ると、まだレギュラーとして年間を通じて出場機会を確保したとはいえないものの、打撃面では前年から改善が見られた。
6月の再昇格以降に打撃が上向く2026年の上田は、シーズン序盤から順調だったわけではない。
パ・リーグ公式メディアが10月23日に掲載した秋季練習の記事によると、6月10日の一軍再昇格以降は、打率.267、6本塁打、14打点を記録した。
シーズン全体の8本塁打のうち6本を再昇格後に放っており、後半戦に入ってから打撃面で存在感を高めたことがわかる。
また、8月13日の福岡ソフトバンク戦では先制の6号2ランを記録。8月には6試合連続安打をマークし、打率も3割を超える好調ぶりを見せた。
6月まで打率1割台に苦しんでいた時期から、徐々に調子を取り戻した経過は見逃せない。
本人が語った2026年シーズンの課題10月23日の秋季練習取材では、上田自身が今季を振り返っている。
特に印象的なのは、年間を通して安定した働きをすることへの意識だ。
「本当にシーズンまだ1年間戦えていない。戦力となれるようなバッティングをレベルアップしてやっていけたらなと思います」
この発言からは、単に本塁打数を増やすだけでなく、シーズンを通してチームに貢献できる選手を目指していることが読み取れる。
同記事では、上田が課題として挙げた内容も紹介されている。
- 出塁率を高めること
- 追い込まれてからの打撃対応を改善すること
- 苦手な球種への対応力を身につけること
- 長打を狙う場面を適切に判断すること
2026年の長打率向上は前進だが、安定した出塁と打席での対応力は、今後の課題として残っている。
オーストラリアのウインターリーグ参加予定2026年10月23日の報道では、上田は11月8日から12月21日までオーストラリアのウインターリーグに参加する予定と紹介された。
11月6日時点では、これから始まるオフシーズンの実戦機会という位置づけになる。
本人はウインターリーグで、追い込まれてからの対応や本塁打を狙う場面について学びたいという考えを示している。
国内のレギュラーシーズンで見つかった課題を、海外での実戦を通じて改善できるか。2027年シーズンを見据えた重要な取り組みになりそうだ。
【選手としての評価】上田希由翔の強みと今後の課題
上田の選手像を理解するには、打率だけで判断しないことが大切だ。
183cm、96kgという体格を持ち、大学時代から長打力を評価されてきた内野手である。プロでも本塁打数と長打率が伸びており、打撃面の成長が数字に表れている。
強み1:左打者としての長打力2026年の8本塁打は、プロ入り後の自己最多となった。
長打率も.429まで上昇しており、2025年までと比べて打球の長さを結果につなげる力が伸びている。
大学時代の東京六大学野球でも通算10本塁打を記録しており、長打を生み出す能力はプロ入り前から持ち味だった。
プロの投手を相手に、その能力をどこまで安定して発揮できるかが今後の評価を左右する。
強み2:複数の内野ポジションに挑戦できる上田は一塁と三塁を中心に経験を積んできたが、2026年シーズン終盤には二塁でも出場した。
10月23日の取材では、本人も二塁、三塁、一塁のいずれでもしっかり守れるように準備したいと語っている。
守備位置の選択肢が広がれば、チーム編成や試合展開に応じて出場機会を得られる可能性も高まる。
ただし、複数のポジションを守れることと、それぞれの位置で高い守備力を発揮できることは別問題だ。守備面でも一つひとつのプレーの精度を高める必要がある。
課題1:シーズン序盤から結果を残すこと2025年、2026年ともに66試合の出場にとどまった。
2026年は6月10日の再昇格後に打撃成績を伸ばしたが、シーズン前半から安定した結果を出せていれば、さらに多くの出場機会を得られた可能性がある。
本人も2026年10月の取材で、2年続けて序盤に思うような結果を残せなかった点を課題として捉えている。
2027年に向けては、開幕から打撃の状態を整え、継続して一軍で起用されることが大きなテーマになる。
課題2:打率・出塁率・OPSを総合的に改善すること打者の評価では、打率だけでなく出塁率や長打率も確認したい。
2026年の主要な数値は以下のとおり。
- 打率:.243
- 出塁率:.295
- 長打率:.429
- OPS:.724
OPSとは、出塁率と長打率を合計した指標だ。打者がどれだけ塁に出て、どれだけ長打を生み出したかを総合的に見る際に役立つ。
2026年の上田は前年からOPSを.610から.724へ伸ばしている。これは打撃面の改善を示す数字だ。
ただし、出塁率は.295であり、今後さらに向上させる余地がある。長打力を維持しながら、四球を選ぶ力や追い込まれてからの対応力を高められるかがポイントになる。
【成績の調べ方】NPB公式・スポーツナビ・選手名鑑2024の違い
上田希由翔の情報を調べる場合、目的によって参照する資料を使い分けると便利だ。
NPB個人年度別成績日本野球機構の公式サイトでは、上田の年度別打撃成績を確認できる。
試合数、打席、打数、安打、本塁打、打点、打率、長打率、出塁率など、選手の成績を細かく把握できる。
過去のシーズンとの比較や通算成績の確認には、NPBの個人年度別成績が最も基本となる資料だ。
スポーツナビの選手情報スポーツナビの千葉ロッテ選手ページでは、プロフィールとシーズン成績、年度別・通算成績を確認できる。
試合結果やチームのニュースと合わせて選手の情報を見たい場合に便利だ。
特に、試合を見ながら選手の打率や本塁打数、打点を確認したい読者にとって使いやすい情報源となっている。
千葉ロッテの選手名鑑20242024年版の公式選手名鑑は、上田のプロ入り直後のプロフィールを確認する際に参考になる。
当時の掲載内容には、氏名の読み方、生年月日、身長、体重、出身地、投打、経歴などがある。
2026年版と比較すれば、プロ入り時から現在までの基本情報や選手紹介の変化を追える。
ただし、2024年版は当時の資料であり、現在の成績を確認する場合は最新のNPB記録や球団公式情報を優先したい。
【プロの結論】上田希由翔を評価するなら2026年の長打力と継続性に注目
上田希由翔は、明治大学で主将を務め、東京六大学野球のベストナインに4度選ばれた実績を持つドラフト1位内野手だ。
プロ入り後は出場機会を徐々に増やし、2026年には自己最多の8本塁打を記録。長打率とOPSも前年から改善した。
一方で、シーズン序盤の成績や年間を通じた出場機会の確保には課題が残る。
今後の成長を見極める際には、次の3点が重要だ。
1. 打撃の継続性: 開幕直後から安定した打率と出塁率を維持できるか。
2. 長打力の再現性: 2026年に記録した8本塁打を上回る成績を残せるか。
3. 守備の対応力: 一塁・三塁・二塁で出場機会を広げられるか。
2026年の数字は、打者としての成長を示す一方、まだ完成形ではないことも表している。
特に、本人が課題として挙げた出塁率と追い込まれてからの対応は、次のシーズンで注目したいポイントだ。
【上田希由翔に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:上田希由翔の読み方は?
A1:読み方は「うえだ・きゅうと」。千葉ロッテマリーンズの背番号10を着ける内野手だ。
Q2:上田希由翔の生年月日と年齢は?
A2:2001年8月12日生まれ。2026年11月6日現在、25歳だ。
Q3:上田希由翔の出身地はどこ?
A3:愛知県出身で、岡崎市にゆかりがある。岡崎JSクラブや幸田ボーイズで野球に取り組んだ経歴がある。
Q4:上田希由翔はどこの球団に所属している?
A4:千葉ロッテマリーンズに所属している。2023年ドラフト1位で指名され、2024年からプロとしてプレーしている。
Q5:上田希由翔の2026年の打率と打点は?
A5:NPB公式の2026年シーズン終了時の記録では、打率.243、43安打、8本塁打、16打点。66試合に出場した。
Q6:上田希由翔のプロ初本塁打はいつ?
A6:2025年8月2日の埼玉西武戦。逆転2ランが公式記録上のプロ初本塁打となった。
Q7:上田希由翔の大学時代の実績は?
A7:明治大学で主将を務め、東京六大学野球でベストナインに4度選出された。2022年のハーレムベースボールウィークと2023年の日米大学野球選手権大会では大学日本代表にも選ばれている。
上田希由翔は、愛知県岡崎市にゆかりのある野球少年から、明治大学の主将、そして千葉ロッテマリーンズのドラフト1位選手へと成長してきた内野手だ。
プロ入り後の成績を見ると、2024年は21試合、2025年は66試合、2026年も66試合に出場。2026年には8本塁打、打率.243、OPS.724を記録し、長打力の向上を示した。
一方、本人も年間を通じた安定した活躍を課題に挙げている。2026年11月から予定されているオーストラリアのウインターリーグも、打撃と守備の課題を改善する機会になる。
2027年に向けて注目したいのは、長打力を維持しながら出塁率を高め、シーズン序盤から一軍で結果を残せるかという点だ。
大学時代から評価されてきた勝負強い打撃を、プロの舞台でどこまで安定して発揮できるか。 上田希由翔の次の成長段階は、千葉ロッテの内野手争いを占ううえでも注目される。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績、千葉ロッテマリーンズ公式選手名鑑2024・2026、明治大学公式発表、侍ジャパン公式プロフィール、東京六大学野球公式記録室、パ・リーグ インサイト、スポーツナビ。