2026年3月のWBC韓国代表は、投手15人、捕手2人、内野手7人、外野手6人の計30人で構成された。監督は柳志炫(リュ・ジヒョン)。日本のプロ野球やメジャーリーグで実績を持つ選手も含まれ、国際経験と若い世代の才能を組み合わせた陣容だった。
2026年WBC韓国代表の登録メンバー投手(15人)
- ダン・ダニング
- 高祐錫(コ・ウソク)
- 郭彬(クァク・ビン)
- 鄭宇宙(チョン・ウジュ)
- 趙丙炫(チョ・ビョンヒョン)
- 金栄奎(キム・ヨンギュ)
- 高永表(コ・ヨンピョ)
- 盧景銀(ノ・ギョンウン)
- ライリー・オブライエン
- 朴英賢(パク・ヨンヒョン)
- 柳賢振(リュ・ヒョンジン)
- 蘇珩準(ソ・ヒョンジュン)
- 孫珠瑛(ソン・ジュヨン)
- 宋昇基(ソン・スンギ)
- 劉泳澯(ユ・ヨンチャン)
捕手(2人)
- 金亨俊(キム・ヒョンジュン)
- 朴東原(パク・ドンウォン)
内野手(7人)
- 金倒永(キム・ドヨン)
- 金慧成(キム・ヘソン)
- 金周元(キム・ジュウォン)
- 文保景(ムン・ボギョン)
- 盧施煥(ノ・シファン)
- 申珉宰(シン・ミンジェ)
- シェイ・ウィットコム
外野手(6人)
- 安賢民(アン・ヒョンミン)
- ジャーメイ・ジョーンズ
- 具滋昱(ク・ジャウク)
- 李政厚(イ・ジョンフ)
- 文賢彬(ムン・ヒョンビン)
- 朴海旻(パク・ヘミン)
※監督は柳志炫。登録情報は2026年3月5日更新のWBC公式チームページに基づく。
リュ・ヒョンジン(柳賢振)は韓国代表の重要なベテラン背番号99。2026年WBC韓国代表の投手陣に選ばれたベテラン左腕。メジャーリーグでの経験を持ち、国際舞台でも注目される存在だ。
柳賢振の価値は、単純な球速や球種の多さだけではない。国際大会での経験、打者との駆け引き、試合展開に応じた投球判断など、若い投手にとって参考になる要素が多い。
2026年WBCでは3月8日のチャイニーズ・タイペイ戦に先発。韓国は4対5で敗れた。この試合では柳賢振が先発投手として登板している。
なお、柳賢振は3月のWBC代表であり、11月のAPBC代表ではない。両大会の選手構成は明確に区別する必要がある。
キム・ドヨン(金倒永)は2026年韓国野球を象徴する若手KIAタイガース所属の内野手。2026年WBCと11月APBCの両方で代表に選ばれた注目選手。
金倒永の大きな実績は、2026年KBOリーグでの打撃成績だ。
韓国メディアの報道によると、10月12日のLGツインズ戦でシーズン45号本塁打を記録。最終的に45本塁打でリーグ本塁打王となった。
23歳という若さでシーズンを通じて長打力を発揮したことは、韓国代表にとっても大きな材料だ。
特に注目したいのは、WBCで経験を積んだ後、APBCでも代表に選ばれた点である。若手中心のAPBCでは、国際大会を経験した選手がチームの攻撃を支える存在になり得る。
【2026年WBCの試合日程・結果】韓国は17年ぶりの8強進出

2026年WBCで韓国は東京ドーム開催のプールCに入った。
対戦相手は日本、オーストラリア、チェコ、チャイニーズ・タイペイ。1次ラウンドでは2勝2敗で2位となり、決勝ラウンドへの進出を果たした。
韓国代表の試合結果は次のとおり。
| 日程 | 対戦カード | 結果 |
|---|---|---|
| 3月5日 | 韓国対チェコ | 韓国11-4チェコ |
| 3月7日 | 韓国対日本 | 韓国6-8日本 |
| 3月8日 | 韓国対台湾 | 韓国4-5台湾 |
| 3月9日 | 韓国対豪州 | 韓国7-2豪州 |
| 3月14日 | 韓国対ドミニカ共和国 | 韓国0-10ドミニカ共和国 |
3月7日の日本対韓国は東京ドームで行われ、韓国が先に得点を重ねる展開となった。
しかし、日本は中盤に逆転。最終的に8対6で勝利した。
この試合は、韓国の攻撃力が日本に対しても十分に脅威となる一方、リードを守り切る投手運用が課題になることを示した。
17年ぶりの8強進出と準々決勝の敗退韓国がWBCで準々決勝に進出したのは、2009年以来17年ぶりだった。
1次ラウンドを突破したことは、韓国野球にとって大きな前進だった。
しかし、3月14日の準々決勝ではドミニカ共和国に0対10で敗れた。7回に10点差となり、コールドゲームが成立している。
この試合では韓国打線がわずか2安打に抑えられた。ドミニカ共和国の強力な打線に対し、投手陣も失点を重ねた。
つまり、2026年WBCの韓国代表は、1次ラウンド突破という成果を残した一方、世界トップクラスの打線と対戦した際の投手力や攻撃力の差も突きつけられた大会だった。
【11月13日の日韓戦】アジアプロ野球チャンピオンシップ2026の日程
2026年11月12日から15日まで、東京ドームで「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」が開催される。
出場するのは日本、韓国、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイの4チーム。
この大会は若手選手の育成と国際経験の蓄積を目的とした大会で、WBCとは異なり、年齢やプロ在籍年数に関する出場資格が設定されている。
韓国代表の試合日程| 日程 | 試合開始 | 対戦カード | 会場 |
|---|---|---|---|
| 11月12日(木) | 12:00 | 韓国対豪州 | 東京ドーム |
| 11月13日(金) | 19:00 | 日本対韓国 | 東京ドーム |
| 11月14日(土) | 19:00 | 韓国対台湾 | 東京ドーム |
| 11月15日(日) | 11:00 | 3位決定戦 | 東京ドーム |
| 11月15日(日) | 19:00 | 決勝戦 | 東京ドーム |
11月6日現在、本大会はまだ開幕していないため、APBCの試合結果は出ていない。
11月13日(金)19:00 日本代表対韓国代表
日本の野球ファンにとって最も注目度の高いカードだ。
WBCでは日本が8対6で韓国に勝利した。今回は若手主体のAPBCで、両国がどのような戦力を組み立てるかが見どころになる。
WBCの再現を期待するファンだけでなく、次世代の日韓代表を比較したい人にとっても興味深い試合だ。
テレビ放送・ネット配信11月13日の日韓戦については、次の放送・配信が発表されている。
- テレビ放送:テレビ朝日系列、18時50分から(一部地域を除く)
- ネット配信:Prime Video、18時30分から
試合開始前から視聴したい場合は、配信開始時刻も確認しておきたい。
【APBC韓国代表28人】キム・ドヨンら最新メンバーと選手選考の仕組み
2026年APBC韓国代表は、KBOが10月13日に発表した33人の予備エントリーを出発点として編成された。
当初の構成は投手19人、捕手2人、内野手7人、外野手5人。
ただし、実際に大会へ出場するのは28人だ。11月5日には負傷者や韓国シリーズ進出球団の選手をめぐる調整が進み、最終28人枠が事実上固まった。
11月6日時点のAPBC出場予定メンバー投手(14人)
- 金映祐(キム・ヨンウ/LG)
- 朴時元(パク・シウォン/LG)
- 禹康訓(ウ・ガンフン/LG)
- 趙東旭(チョ・ドンウク/ハンファ)
- 金敏俊(キム・ミンジュン/SSG)
- 李ロウン(イ・ロウン/SSG)
- 金健優(キム・ゴヌ/SSG)
- 李峻赫(イ・ジュンヒョク/NC)
- 崔俊鏞(チェ・ジュンヨン/ロッテ)
- 朴正民(パク・ジョンミン/ロッテ)
- 金振旭(キム・ジヌク/ロッテ)
- 成泳卓(ソン・ヨンタク/KIA)
- 金太亨(キム・テヒョン/KIA)
- 全準杓(チョン・ジュンピョ/キウム)
捕手(2人)
- 許引瑞(ホ・インソ/ハンファ)
- 曺ヒョン宇(チョ・ヒョンウ/SSG)
内野手(7人)
- 文禎彬(ムン・ジョンビン/LG)
- 李在賢(イ・ジェヒョン/サムスン)
- 金揮執(キム・フィジプ/NC)
- 金周元(キム・ジュウォン/NC)
- 韓東熙(ハン・ドンヒ/ロッテ)
- 金倒永(キム・ドヨン/KIA)
- 安宰錫(アン・ジェソク/斗山)
外野手(5人)
- 文賢彬(ムン・ヒョンビン/ハンファ)
- 金智讚(キム・ジチャン/サムスン)
- 安賢民(アン・ヒョンミン/KT)
- 朴在賢(パク・ジェヒョン/KIA)
- 金珉錫(キム・ミンソク/斗山)
※上記は10月13日の33人発表から11月5日までに確認された5人の不参加を反映した28人枠。最終的な大会登録内容は大会側の更新も確認したい。
代表メンバーから外れた5人とその理由今回の選考では、選手の実力だけでなく、健康状態や所属球団のポストシーズン事情も影響した。
- 崔敏錫(チェ・ミンソク/斗山): 右肘の負傷で不参加。
- 申英宇(シン・ヨンウ/NC): 右肘の負傷で不参加。
- 張燦熙(チャン・チャンヒ/サムスン): 韓国シリーズ進出球団の投手として除外。
- 裵燦承(ペ・チャンスン/サムスン): 同じく韓国シリーズ進出に伴い除外。
- 郭道奎(クァク・ドギュ/KIA): 左太ももの負傷で不参加。
KBOは大会日程と選手のコンディションを考慮して編成を調整した。
なぜAPBCは若手中心なのかAPBCには明確な年齢・経験条件がある。
- 原則として24歳以下(2002年1月1日以降生まれ)
- またはプロ球団入団3年目以内(2024年以降入団)
- ワイルドカードは29歳以下(1997年1月1日以降生まれ)から最大3人
このため、WBCとは選手構成が大きく異なる。
WBCは国のトップ選手を集める国際大会であり、メジャー経験者やベテランも選出される。一方、APBCは次世代の代表選手を育てる側面が強い。
KBOの戦力強化委員会は、2027年プレミア12や2028年ロサンゼルス五輪を見据え、有望選手に国際経験を積ませることを選考の目的に挙げている。
加えて、2026年WBCに招集された投手を最終選考から外す方針も示された。これは複数の国際大会が重なるシーズンに、投手の疲労や負傷リスクを抑える狙いがある。
【KBOと韓国代表の関係】監督・協会・歴代メンバーを整理
韓国野球代表を理解するうえで欠かせないのが、KBOと大韓野球ソフトボール協会の役割の違いだ。
また、2026年はWBCとAPBCで監督が異なる点にも注意したい。
監督については、3月WBCを率いたのが柳志炫(リュ・ジヒョン)、11月APBCの指揮官は崔元豪(チェ・ウォンホ)である。 KBOは10月19日に崔元豪の監督就任を正式発表した。
韓国野球を支える組織と人物の関係は、韓国のプロ野球リーグだ。
韓国野球委員会は、韓国にプロ野球が誕生した1982年に設立された。リーグは2015年シーズンから「KBOリーグ」の名称で運営されている。
日本でいう日本野球機構(NPB)とプロ野球リーグの関係をイメージすると理解しやすい。
一方、大韓野球ソフトボール協会はアマチュア野球を統括する。プロとアマチュアの組織が分かれているため、国際大会の種類によって選手選考や編成に関わる組織も変わる。
実際、2026年の愛知・名古屋アジア大会では、KBOとKBSAが連携して代表選考を進めた。KBOの戦力強化委員会が候補を推薦し、KBSA側の競技力向上委員会が最終審議を行う仕組みが採用された。
歴代の韓国野球代表を代表する実績韓国代表には、国際大会で強烈な印象を残してきた歴史がある。
- 2000年シドニー五輪: 野球で銅メダルを獲得。
- 2006年WBC: 初開催大会で準決勝進出。
- 2008年北京五輪: キューバを破り金メダルを獲得。
- 2009年WBC: 決勝に進出し、日本と対戦。準優勝。
- 2015年プレミア12: 初代王者に輝く。
- 2019年プレミア12: 準優勝。
- 2026年WBC: 17年ぶりに準々決勝へ進出。
2008年北京五輪の金メダルは韓国野球史に残る実績だ。決勝ではキューバを3対2で下し、柳賢振も当時の代表チームを支えた投手の一人だった。
2009年WBCでは日本との決勝に進出。延長戦の末に敗れたものの、世界トップレベルの実力を示した。
【韓国野球代表の現在の実力】世界ランキング4位と今後の課題
韓国代表は2026年現在、世界ランキングでも上位に位置している。
J SPORTSが掲載したWBSC男子野球世界ランキングによると、2026年10月15日時点で韓国は4位、4253ポイントだった。
上位5か国は次のとおり。
| 順位 | 国・地域 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | 日本 | 6349 |
| 2位 | チャイニーズ・タイペイ | 5301 |
| 3位 | アメリカ | 4293 |
| 4位 | 韓国 | 4253 |
| 5位 | ベネズエラ | 3932 |
世界4位という数字からも、韓国は国際的な競争力を持つチームだと分かる。
ただし、ランキングと実際の大会結果は別の指標である。
WBSCランキングは過去4年間の公認国際大会の成績をポイント化したもの。WBCの一試合の結果だけで決まるわけではない。
2026年WBCでは韓国が17年ぶりに8強へ進出した一方、準々決勝でドミニカ共和国に0対10で敗れた。
この結果から見えてくる課題は、強豪国との対戦で投手陣がどこまで失点を抑えられるかという点だ。
一方、打撃面ではキム・ドヨンの45本塁打に象徴されるように、若い世代にも強力な打者が育っている。
2026年以降に注目したい3つのポイント1. 若手選手の国際経験
APBCは若手にとって重要な経験の場になる。金倒永や安賢民らが国際舞台でどのような対応を見せるかが注目される。
2. 投手陣の世代交代
WBCで経験を積んだベテランと、APBCに選ばれた若手投手の間で、どのように代表の投手層を厚くしていくかが課題となる。
3. 2027年プレミア12と2028年五輪への準備
2026年APBCは単独の大会としてだけでなく、その先の国際大会を見据えた育成の機会でもある。
韓国代表の強さを判断するときは、スター選手の名前だけでなく、若手の成長、投手層、国際大会での勝負強さを合わせて見る必要がある。
【韓国野球代表に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の韓国野球代表で注目される選手は誰ですか?
A1:リュ・ヒョンジンとキム・ドヨンが代表的な注目選手です。柳賢振はWBCで経験豊富な投手として選ばれ、金倒永は2026年KBOリーグで45本塁打を記録し、本塁打王に輝きました。
Q2:韓国代表と侍ジャパンはいつ対戦しますか?
A2:2026年11月13日(金)19時から、東京ドームで対戦します。ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026の予選リーグの一戦です。
Q3:2026年APBCの韓国代表監督は誰ですか?
A3:崔元豪(チェ・ウォンホ)監督です。柳志炫監督は2026年3月のWBC韓国代表を率いた監督であり、11月のAPBCとは異なります。
Q4:韓国野球代表とKBOリーグはどういう関係ですか?
A4:KBOは韓国のプロ野球組織で、KBOリーグの運営や代表チームの編成に関わります。アマチュア野球は大韓野球ソフトボール協会が統括しています。
Q5:韓国代表の世界ランキングは何位ですか?
A5:2026年10月15日時点のWBSC男子野球世界ランキングでは4位、4253ポイントです。日本、チャイニーズ・タイペイ、アメリカに続く順位となっています。
Q6:リュ・ヒョンジンは11月のAPBCにも出場しますか?
A6:11月6日時点のAPBC出場予定28人には含まれていません。柳賢振は3月のWBC代表選手であり、APBCは若手中心の出場資格を設けているため、選手構成が異なります。
2026年の韓国野球代表を理解するうえで重要なのは、3月のWBCと11月のAPBCを別々の大会として捉えることだ。
WBCではリュ・ヒョンジン、キム・ドヨン、イ・ジョンフら実力者が集結し、韓国は17年ぶりの準々決勝進出を達成した。一方、APBCではキム・ドヨンら若手を中心に、次の国際大会を見据えたチーム編成が行われている。
また、11月のAPBC監督は柳志炫ではなく崔元豪であり、代表監督の違いも押さえておきたい。
11月13日の侍ジャパン対韓国代表は、日韓野球の現在地と次世代の選手層を比較できる注目の一戦だ。
世界ランキング4位の実力を持つ韓国が、東京ドームで日本にどのような戦いを見せるのか。2027年プレミア12、2028年ロサンゼルス五輪へ続く韓国野球の世代交代にも注目したい。