7月18日の試合は、レッドソックスが7対6でレイズを下した。単なるサヨナラ勝ちではなく、試合終盤に打線が集中力を発揮し、劣勢を一気に覆した一戦だった。
試合序盤、レッドソックスは2回に2点を失ったものの、その裏に2点を返して同点に追いつく。3回にはウィリヤー・アブレイユが中堅方向へ435フィート(約132.6メートル)のソロ本塁打を放ち、一時は3対2とリードした。
しかし、レイズも簡単には引き下がらない。4回に3点を奪って再逆転し、7回にもジョニー・デLucaのソロ本塁打で追加点を挙げた。レッドソックスは7回表終了時点で3対6と、3点を追う展開になっていた。
逆転を決定づけたアブレイユの2ラン反撃の口火を切ったのは、7回裏のレッドソックス打線だった。
- 吉田正尚の内野ゴロで1点を返す。
- セダン・ラファエラの適時二塁打でさらに1点を追加。
- 2死からアブレイユが右中間へ逆転2ランを放つ。
特にアブレイユの一発は、試合の流れを完全に変えるものだった。
MLB公式の試合記事によると、この本塁打は推定飛距離412フィート(約125.6メートル)。クレビンジャーとの対戦では、最初の5球を見送り、6球目を捉えて本塁打にした。
これでスコアは7対6。レッドソックスは残る2イニングを守り切った。
アブレイユはこの試合で2本塁打を記録。前日に続く2試合連続のマルチ本塁打となり、2006年のムーキー・ベッツ以来となるレッドソックスの記録にも並んだ。
12連勝を支えたのは打線だけではなかったこの試合では先発投手パトリック・サンドバルが5イニングで5失点(自責点4)を許し、これまでの連勝中に見られた安定した先発投球とは異なる展開になった。
一方、救援陣は逆転の可能性を残した。
ライアン・ワトソンは2イニングを投げて1失点。8回はギャレット・ウィットロックがわずか8球で三者凡退に抑え、9回はアロルディス・チャップマンが2四球を与えながらも無失点で締めた。
MLB公式記事によれば、連勝開始から最初の11試合ではレッドソックスの先発投手陣が防御率2.00未満を記録していた。先発陣の安定がチームを勝利に導き、7月18日は打線と救援陣がその流れを引き継いだ試合だった。
【責任投手・セーブ記録】ワトソン、クレビンジャー、チャップマンの成績

7月18日の試合を振り返るうえで欠かせないのが、両チームの救援投手の働きだ。
特に注目されたのは、勝利投手となったライアン・ワトソン、逆転本塁打を許したギャレット・クレビンジャー、そして最後を締めたアロルディス・チャップマンの3人である。
ライアン・ワトソン:2イニング1失点で勝利投手ワトソンは2イニングを担当し、被安打1、失点1、奪三振2という内容だった。
先発サンドバルがレイズ打線につかまり、試合が難しい方向へ進むなか、ワトソンは追加点を最小限に抑えた。結果として、チームの逆転につながる時間を作ったことが大きい。
この試合でメジャー初勝利を記録し、公式の試合結果では通算1勝0敗となった。
ギャレット・クレビンジャー:7回の逆転被弾が敗戦につながるレイズのクレビンジャーは7回裏に登板。0.1イニングで被安打1、失点1、自責点1、与四球1という成績だった。
この1失点がアブレイユの逆転2ランにつながり、敗戦投手となった。
救援投手にとって、走者を背負った状態での一発は試合の勝敗を直接左右する。特に2死まで追い込んだ状況から逆転を許したことは、レイズにとって大きな痛手だった。
アロルディス・チャップマン:21セーブ目を記録チャップマンは9回に登板し、1イニング無失点で試合を締めた。
2四球を与えたため、完全に危なげない投球だったわけではない。それでも被安打0、失点0でリードを守り、21セーブ目を記録した。
終盤に逆転した試合では、最後の1イニングを確実に抑えることが不可欠だ。チャップマンのセーブは、アブレイユの本塁打と並ぶ勝利の重要な要素だった。
【2026年対戦成績・関係者一覧】両チームの勝敗と試合の流れ
レッドソックスとレイズは、アメリカンリーグ東地区に所属するライバル同士だ。
両チームの対戦では、単純な打撃力だけでなく、投手交代のタイミングや終盤の守備、得点圏での対応が結果を左右する。
2026年のレギュラーシーズンにおける対戦結果を整理すると、7月のボストンでのシリーズと9月のタンパベイでのシリーズで、勝敗の流れが変わっていることが分かる。
2026年の主な対戦結果| 日付(現地時間) | 試合結果 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 5月7日 | レイズ8-4レッドソックス | レイズ勝利 |
| 5月8日 | レッドソックス2-0レイズ | ボストン完封勝利 |
| 5月10日 | レイズ4-1レッドソックス | レイズ勝利 |
| 6月8日 | レイズ3-1レッドソックス | レイズ勝利 |
| 6月9日 | レイズ4-3レッドソックス | レイズ勝利 |
| 6月10日 | レイズ7-5レッドソックス | レイズ3連勝 |
| 7月17日第1試合 | レッドソックス10-0レイズ | ボストン完封勝利 |
| 7月17日第2試合 | レッドソックス5-3レイズ | ボストン勝利 |
| 7月18日 | レッドソックス7-6レイズ | 12連勝達成 |
| 7月19日 | レッドソックス6-1レイズ | 13連勝達成 |
| 9月18日 | レッドソックス4-2レイズ | ボストン勝利 |
| 9月19日 | レイズ2-1レッドソックス | レイズ勝利 |
| 9月20日 | レイズ5-1レッドソックス | レイズ勝利 |
出典:MLB公式試合記録、2026年対戦日程・スコア集計。
関係者・記録の相関関係| エンティティ | 所属・役割 | 試合との関係 |
|---|---|---|
| ボストン・レッドソックス | アメリカンリーグ東地区 | 7月18日の逆転勝利と12連勝の達成チーム |
| タンパベイ・レイズ | アメリカンリーグ東地区 | 7月18日に3点差を守れず敗戦 |
| ウィリヤー・アブレイユ | レッドソックス外野手 | 2本塁打、7回の逆転2ラン |
| ライアン・ワトソン | レッドソックス救援投手 | 7月18日の勝利投手 |
| ギャレット・クレビンジャー | レイズ救援投手 | 7月18日の敗戦投手 |
| アロルディス・チャップマン | レッドソックス抑え投手 | 21セーブ目を記録 |
| ソニー・グレイ | レッドソックス先発投手 | 7月19日の勝利投手 |
| グリフィン・ジャックス | レイズ投手 | 9月20日の勝利投手 |
| パトリック・サンドバル | レッドソックス先発投手 | 9月20日の敗戦投手 |
年間の13試合を集計すると、レイズが7勝、レッドソックスが6勝となる。
5月と6月はレイズが優勢だったが、7月のフェンウェイ・パークではレッドソックスが4連勝。9月の最終シリーズではレイズが2勝1敗と取り返した。
つまり、12連勝を達成した7月の勢いだけを見て、シーズン全体でもレッドソックスが圧倒していたと判断するのは正確ではない。
対戦成績を見る際には、特定の試合の印象とシーズン通算の勝敗を分けて考える必要がある。
【7月19日の試合結果を検証】ワトソンの勝利投手記録には日付の混同がある
ここは検索読者が特に注意したい部分だ。
日本語の検索結果では、2026年7月19日の試合情報として、ライアン・ワトソンが勝利投手、ギャレット・クレビンジャーが敗戦投手、アロルディス・チャップマンが21セーブと表示される場合がある。
しかし、MLB公式の現地日付別の試合記録を照合すると、これら3人の記録は現地7月18日の7対6の試合に対応している。
ボストンと日本には13時間の時差がある。現地7月18日に開催された試合は、日本時間では7月19日になる。このため、日本語の検索結果の日付と現地の公式試合日が異なるケースが生じる。
現地7月19日の試合は別の試合実際の現地7月19日にも、レッドソックスとレイズの試合が開催された。
この日の結果は、レッドソックスが6対1で勝利。前日の12連勝に続く13連勝を達成した。
投手記録は次のとおりだ。
- 勝利投手:ソニー・グレイ(12勝1敗)
- 敗戦投手:シェーン・マクラナハン(8勝6敗)
- ソニー・グレイ:6イニング、被安打5、失点1、自責点1、奪三振5
- シェーン・マクラナハン:5イニング、失点5、自責点5
レイズは2回にビクター・メサJr.のランニングホームランで先制したものの、レッドソックスはその裏に追いついた。
3回には安打なしで3得点を挙げ、5回にはウィルソン・コントレラスの2ラン本塁打で追加点。最後はワトソンが9回を抑え、13連勝を完成させた。
つまり、ワトソンは7月18日の試合では勝利投手、翌19日の試合では13連勝を締めくくる救援投手として登場したのである。
この違いを理解しておけば、検索結果に掲載されている投手成績を誤って別の試合に結び付ける心配がない。
【9月20日レイズ対レッドソックス結果】5対1でレイズが快勝
7月のフェンウェイ・パークでの劇的な連勝劇から約2か月後、両チームは9月20日にトロピカーナ・フィールドで対戦した。
この試合はレイズが5対1で勝利。7月とは反対に、序盤から主導権を握る展開となった。
1回裏に4得点を挙げたレイズレイズは初回からレッドソックス先発のパトリック・サンドバルを攻略した。
ヤンディ・ディアスとライアン・ビラデの四球、ジュニア・カミネロの安打で無死満塁の好機を作ると、ジョニー・デLucaが2点適時二塁打を放つ。
続くチャンドラー・シンプソンも2点適時打を記録し、初回だけで4対0とした。
4回にはビクター・メサJr.がソロ本塁打を放ち、リードを5点に拡大した。
ジャックスが5回無失点の好投レイズの先発グリフィン・ジャックスは5イニングを投げ、被安打3、無失点、奪三振5。レッドソックス打線に得点を許さなかった。
一方、サンドバルは7イニングを投げたものの5失点。レッドソックス打線は9回にトレバー・ストーリーのソロ本塁打で1点を返したが、反撃はそこまでだった。
| 項目 | レッドソックス | レイズ |
|---|---|---|
| 得点 | 1 | 5 |
| 安打 | 6 | 4 |
| 失策 | 0 | 0 |
| 勝利投手 | ― | グリフィン・ジャックス |
| 敗戦投手 | パトリック・サンドバル | ― |
この日はレイズにとって、本拠地でのシーズン55勝目を記録した試合でもあった。球団のシーズン本拠地勝利記録を更新する節目となった。
なお、レッドソックスはこの試合に敗れたものの、同日後にアストロズがブレーブスに敗れたことで、2年連続のポストシーズン進出を決めている。
【プロの結論】12連勝の理由と両チームの勝敗を分けた本質
2026年のレッドソックス対レイズを分析すると、7月18日の試合には、勝敗を分ける3つの要素が表れている。
1. アブレイユの打撃対応力12連勝を象徴する選手はアブレイユだ。
MLB公式の当時の記事では、2026年の左投手に対する打率は.357、OPSは1.023と紹介されていた。
以前のシーズンと比べて左投手への対応を改善していたことが、7月18日の2本塁打にもつながった。
特に、クレビンジャーとの対戦で5球を見送り、6球目を逃さなかった打席は、球種やコースを見極める打者の判断力を示す場面だった。
2. 救援陣が逆転までの時間を作った7月18日は先発投手が失点を重ねた試合だった。
それでもワトソン、ウィットロック、チャップマンが役割を果たし、レイズに大量追加点を許さなかった。
野球では、先発投手が崩れた試合を必ずしも敗戦にする必要はない。救援陣が試合を維持し、攻撃陣が反撃する時間を確保できるかが重要になる。
この日のレッドソックスは、その形を実現した。
3. レイズは序盤のリードを守り切れなかったレイズは7回表を終えた段階で6対3とリードしていた。
しかし、7回裏に3人の救援投手を投入する展開となり、最後はクレビンジャーがアブレイユに逆転2ランを浴びた。
野球では3点のリードは決して安全圏ではない。特にフェンウェイ・パークのように本塁打や長打によって試合展開が急変し得る球場では、終盤の一つの失投が勝敗を左右する。
9月20日の試合では、レイズが逆に初回の4得点で主導権を握り、そのまま5対1で逃げ切った。7月とは対照的な試合運びだった。
最も重要な分析要点は、両チームとも序盤の得点力を持ちながら、リードした後の投手運用と追加点の防ぎ方で結果が変わったことだ。
【レッドソックス対レイズ】ハイライト動画と試合結果の確認方法
試合の流れを映像で振り返りたい場合は、MLB公式のFilm Roomが有力な確認先となる。
特に次の3試合は、2026年の対戦を理解するうえで見逃せない。
- 7月18日: アブレイユの2本塁打と7回の逆転2ラン。
- 7月19日: ソニー・グレイの好投とレッドソックスの13連勝。
- 9月20日: デルカとシンプソンの初回の適時打、メサJr.の本塁打。
MLB公式Film Roomには7月18日、7月19日、9月20日の試合映像・ハイライト情報がそれぞれ掲載されている。
試合全体の流れを知りたい人はスコアボードとイニング別得点、決定的な場面を確認したい人は打席ごとの映像をチェックすると、試合内容を理解しやすい。
【レッドソックス対レイズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年7月18日のレッドソックス対レイズの試合結果は?
A1:レッドソックスが7対6で勝利した。7回裏に4得点を挙げ、3点差を逆転。これでチームは12連勝となった。
Q2:7月18日の勝利投手・敗戦投手・セーブ投手は誰?
A2:勝利投手はライアン・ワトソン、敗戦投手はギャレット・クレビンジャー、セーブ投手はアロルディス・チャップマン。チャップマンは21セーブ目を記録した。
Q3:ライアン・ワトソンは7月19日にも勝利投手になった?
A3:現地7月19日の試合では勝利投手ではない。7月18日の7対6の試合で勝利投手となり、翌19日はソニー・グレイが勝利投手だった。ワトソンは19日の試合では9回に登板し、13連勝を締めくくった。
Q4:2026年9月20日のレイズ対レッドソックスの結果は?
A4:レイズが5対1で勝利した。初回に4点を奪い、先発グリフィン・ジャックスが5イニング無失点の好投を見せた。
Q5:2026年のレッドソックスとレイズの対戦成績は?
A5:レギュラーシーズン13試合の結果は、レイズ7勝、レッドソックス6勝。7月はレッドソックスが4連勝した一方、9月の最終シリーズではレイズが2勝1敗だった。
2026年のレッドソックス対レイズで最も印象的だったのは、7月18日の7回の逆転劇だ。
レッドソックスはアブレイユの2本塁打を中心に、3点差を覆して7対6で勝利。ワトソンが勝利投手となり、クレビンジャーが敗戦投手、チャップマンが21セーブ目を記録した。
翌19日にはソニー・グレイの好投で6対1と勝利し、連勝を13に伸ばしている。
一方、9月20日はレイズが初回に4得点を挙げ、5対1で勝利。年間の直接対決もレイズ7勝、レッドソックス6勝となった。
この対戦から分かるのは、チームの強さを判断するとき、劇的な1試合の結果だけでなく、シーズン通算の勝敗、投手の役割、終盤の得点経過まで確認する必要があるということだ。
特に2026年7月18日の逆転劇は、打線の爆発力と救援投手の踏ん張りが組み合わさった、レッドソックスの12連勝を象徴する一戦として記憶されるだろう。